英アングロ・アメリカン07年通期:18%増益-プラチナ価格上昇(2)

世界2位の鉱山会社、英アングロ・アメリカ ンが20日発表した2007年通期決算は、プラチナ価格の上昇が寄与し、前年比 18%増益となった。

同社の発表によれば、純利益は73億ドル(1株当たり5.58ドル)と、前年 の61億9000万ドル(同4.21ドル)から増加した。ブルームバーグ・ニュース がまとめたアナリスト8人の予想中央値では、60億1000万ドルと見込まれてい た。

昨年3月に就任したシンシア・キャロル最高経営責任者(CEO)の下、同 社は鉱床の購入により鉄鉱石や銅の供給を拡大するとともに、鉱山以外の資産と 金への依存度を低下させてきた。

アングロと競合するオーストラリアのBHPビリトンは、同業の英豪系リ オ・ティントに対し1440億ドル(約15兆5000億円)規模の買収案を提示して いる。一方ブラジルの鉄鉱石生産大手ヴァリ(旧通称リオドセ)は先月、スイス の同業エクストラータと買収に向けた交渉に入ったことを明らかにした。

アングロの利益は、プラチナ価格に支えられた。世界最大のプラチナ産出国 である南アフリカ共和国の生産者が宝飾業者などからの需要急増への対応におわ れるなか、プラチナ価格は6年連続で上昇した。