中国人民元:5日続伸、人民銀による新たなインフレ抑制策を好感

20日の中国の外国為替取引では、人民元 がドルに対し5営業日続伸。11年ぶりの高水準となっているインフレの抑制を 目指し、中国人民銀行が新たな金融政策の手段を導入するとともに、通貨の柔 軟性を高める方針を示したことが手掛かりとなった。

人民元は一時、2005年7月のペッグ(連動)制廃止後の最高値を更新。人 民銀が19日発表した5カ年計画で、マネーサプライ(通貨供給量)の伸びを含 む問題への対応で、「革新的な」試みを増やす意向を示したことが好感された。 1月の中国の消費者物価指数(CPI)は伸び率が前年同月比7.1%に加速し た。

米銀バンク・オブ・アメリカのエコノミスト、王濤氏(北京在勤)は「中 国は常に人民元の柔軟性を徐々に向上させる方針を示してきた」と指摘した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午 前9時45分(日本時間同10時45分)現在、前日比0.2%高の1ドル=7.1475 元。前日は同7.1580元だった。年初来では2.2%上昇している。07年の上昇 率は約7%だった。