インド:08年の賃金上昇率は世界最高へ-熟練労働者の需要が拡大

人材コンサルティング会社ヒューイット・ アソシエーツは19日、インドの賃金が2008年、世界最高の伸びとなる見込みだ と発表した。同国では、不動産ブームや企業の生産能力拡大を背景に熟練労働者 の需要が高まっている。

同社はニューデリーでの記者会見で、インドの賃金上昇率が今年、平均

15.2%となり、6年連続で10%を超えるとの見通しを示した。昨年の上昇率は

15.1%、06年は14.4%、05年は14.1%だったという。

フランス2位のコンピューターサービス会社、アトス・オリジンなど複数の 企業は、09年末までにインドでの人員を現在の3倍強に増やす計画だ。またイ ンドのリライアンス・パワーは、13の電力関連プロジェクトのため、5000人を 採用する予定。熟練労働者維持のため、企業は従業員の給与を引き上げるととも に、競合他社から人材を獲得するため一段と高い賃金を提示している。

ヒューイットのインド部門の報酬コンサルティング担当責任者、サンディー プ・チョーダリー氏は「優秀な人材の確保は、インドでは急速に厳しさを増して いる」と指摘した上で、「組織は、優秀な人材の獲得や慰留、動機付けの戦略と して、報酬を利用している」と述べた。

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