日本株は下落、原油高騰警戒で電機や化学安い-ブリヂストも売り先行

朝方の東京株式相場は下落。原油高騰に よる業績への悪影響が懸念され、松下電器産業やシャープといった電機株、信 越化学工業や住友化学など化学株、電気・ガス株などが安い。業績悪化見通し のブリヂストンも売り先行の展開。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は、「原油高は米利下げ余地 が少なくなるほか、自動車や電機などの業種を中心にコストアップ要因にな る」指摘した。半面、株価下落による割安感から、主力株の一角に買いが入っ ていることで、「相場のセンチメントは悪くない」(同氏)という。

午前9時20分時点の日経平均株価は前日比110円57銭(0.8%)安の1 万3647円34銭、TOPIXは7.45ポイント(0.6%)安の1337.84。東証1 部の売買高は概算で2億3664万株。値上がり銘柄数は564、値下がり銘柄数は 913。東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が6、値下がり業種が 27。鉱業、卸売が高い。半面、電気機器、不動産、銀行、化学、陸運が安い。

原油最高値、ブリヂストは下げ後に戻り歩調

19日のニューヨーク原油先物相場は、石油輸出国機構(OPEC)が来月 の総会で減産を決定するとの観測を背景に急伸。過去最高値のバレル当たり

100.10ドルまで上昇した。原油高は資源関連株の業績にとってプラス材料とな るものの、このまま高止まりすればインフレ懸念につながり、実体経済に悪影 響を与える可能性が出ている。

原材料高の負担で2008年12月期の純利益予想が前期比32%減見通しとな り、UBS証券が投資判断を引き下げたブリヂストンは3日続落で取引を開始。 一時2.6%安の1681円まで売られたが、実績1株純資産の1690円付近で買い も入り、その後はプラスに転じる場面も見られる。

堀場製が急落、CTCなどには買い

個別に材料が出た銘柄では、米国の経済減速懸念による先行き不透明感か ら、08年12月期の連結営業利益予想を前期比12%減とした堀場製作所が急落。 クレディ・スイス証券が格下げしたコニカミノルタも大幅安となっている。

半面、ゴールドマン・サックス証券が格上げした野村総合研究所などが上 昇し、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は買い気配後に急伸。

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