DIAM山崎氏:利下げ期待に支えられた米中期金利上昇、円債に影響

DIAMアセットマネジメントのエグゼク ティブファンドマネジャー、山崎信人氏は20日、ブルームバーグ テレビジョン とのインタビューで、債券相場の見通しについて、以下のようにコメントした。

きょう債券相場の見通し:

「米金利の大幅上昇を受けて、日本も金利上昇余地を探る展開になると思う。 新発10年債利回りで1.45%-1.51%、先物で136円90銭-137円50銭程度を 考えている」

米国の金利上昇について:

「100ドル超えの原油価格だけでなく、銅などコモディティー価格が大幅に 上昇している。インフレ懸念が引き起こした金利上昇」

「今まで10年金利は上昇していたが、前日の特徴はこれまで米利下げ期待 に支えられていた2年債や5年債など短中期債の金利が上昇した。こういう時は 世界的に連動しやすいので、円債も影響されやすい状況」

「またモノライン(金融保証会社)がどうなるか市場は心配しているが、業 界で救済策は必要ないと言っていた最大手MBIAのゲーリー・ダントン最高経 営責任者(CEO)が解任された。外から見ている感じでは、かなり前向きに対 応していると受け止められ、金利に影響したと思う」

債券市場の動向について:

「1月からの市場を考えると、過度な世界景気後退に対する不安感が薄らい で、株価が反発、金利が上昇しているリバウンド相場。きっかけは13日の米小 売売上高と14日の10-12月期の国内総生産(GDP)。雇用統計やISM指数 など企業サイドの心理は冷え切っているが、米小売売上高を受けて、1月の段階 で個人消費はそれほど落ちていないことが確認された。またGDPは過去の数字 とはいえ、これで利下げはできない。過度な金利低下が修正されているのが今の 状況」

「需給は良いと思う。ただ、大きな世界的な相場の動きになっているので、 需給は、下支えはできても、材料に反応する市場環境だと思う。日本は利下げを 過度に織り込んでいた部分がはげる形になってくるのではないか」

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE