資源株が高い、原油100ドルなど商品高値-鉱業指数が上昇率1位(2

国際石油開発帝石ホールディングスや住友 金属鉱山など資源関連株が軒並み高い。ドル安傾向に伴うインフレ加速懸念など を背景に、19日の国際商品市況で原油先物価格が1バレル=100ドルを突破する など、商品相場は記録的な大幅高となった。原油や非鉄金属などの在庫評価益の 拡大期待が広がっており、関連銘柄の値上がりが目立つ。

TOPIX鉱業指数は1.7%高の788.44ポイントで午前の取引を終了し、 業種別指数の値上がり率1位。石油・石炭(1.0%高)や非鉄金属(0.6%高)も 上位に位置しており、全体相場を支えている。東証1部の値上がり率上位には太 平洋興発や住友石炭鉱業、大平洋金属などが並ぶ。

東洋証券情報部の大塚竜太部長は、これといったテーマがないなか、「関連 銘柄がストレートに物色されている。ただこれまでは原油価格の上昇は強い景気 の裏返しと見る向きがあったが、インフレ懸念から米金融政策の自由度が縛られ ることになり、全体的には不安材料となる」と話していた。

前日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)では、原油先物相場は一時

4.8%高の1バレル=100.10ドルと、過去最高値を更新。ガソリンやプラチナ、 大豆はいずれも過去最高値となった。中でも銅は5.5%高で4カ月ぶりの高値を 更新し、上昇率は商品先物の中で最大だった。ロイター・ジェフェリーズCRB 指数は2.9%高の395.25と史上最高値を更新している。

電気・ガスや化学は下落

一方、原油価格の騰勢などがコストを圧迫するとの見方から、東京電力など の電気・ガス、信越化学工業などの化学、日本郵船などの海運、全日空などの空 運株には売りが優勢となっている。