米HPの11-1月期:38%増益、アナリスト予想上回る-株価上昇(3)

パソコンメーカー最大手の米ヒューレッ ト・パッカード(HP)が19日発表した2007年11月-08年1月(第1四 半期)決算は、利益がアナリスト予想を上回った。HPはまた、海外での需要 を理由に通期業績見通しを引き上げた。発表を受け、同社の株価は時間外取引 で一時6.5%上昇した。

純利益は前年同期比38%増の21億3000万ドル(1株当たり80セン ト)。前年同期は15億5000万ドル(同55セント)だった。一部項目を除い た1株利益は86セントとなり、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平 均(81セント)を上回った。売上高は前年同期比13%増の285億ドル。

パソコンやサーバー、ストレージ(外部記憶装置)の受注が好調だった。 マーク・ハード最高経営責任者(CEO)は、顧客獲得を小売業者の販路に頼 る方針を取っており、パソコン販売でデルを6四半期連続で上回ることにつな がった。HPのノート型パソコンを扱う店舗はデルの10倍強に上っており、 買い物客は購入前にHPの製品を実際に見て、触れることができる。

シノバス・セキュリティーズのポートフォリオマネジャー、ダニエル・モ ーガン氏は「HPは現時点で、小売りの販路で有利な立場にある」と指摘した。 HPのパソコンを取り扱う店舗数は約11万と、デルの1万強を大きく上回る。

決算は通常取引終了後に発表された。HP株は時間外取引で一時、2.86 ドル高の46.81ドルを付けた。通常取引終値は前営業日比8セント高の

43.95ドル。

ハードCEOは電話会議で、「米個人消費は以前ほどは力強くなかったが、 世界的には市場は全般的にかなり堅調だった」と説明。HPの業績については、 地域と製品の組み合わせに加え、人員削減やデータ・センター統合といった経 費節減が奏功したとの認識を示した。

第1四半期はパソコン売上高が前年同期比24%増の108億ドルだった。 販売台数は27%増えた。パソコン部門の利益は52%増の6億2800万ドル。

HPは08年2-4月(第2四半期)の売上高が最大279億ドル、1株利 益が最大84セントになるとの見通しを示した。アナリスト予想平均では売上 高275億ドル、1株利益82セントが見込まれていた。

通期見通しについてHPは、売上高が最大1140億ドルになるとし、これ までの1115億ドルから上方修正した。一部項目を除いた1株利益は最大3.54 ドルとした。従来は予想レンジ上限が3.37ドルだった。