米メドトロニック11-1月期:89%減益-訴訟和解や買収費用が響く

心臓用電子装置メーカー最大手の米メドト ロニックが19日発表した2007年11月-08年1月(第3四半期)決算は前年同 期比で89%減益となった。植え込み型除細動器(ICD)のバッテリーの不具 合をめぐる訴訟の和解費用や買収費用が響いた。

メドトロニックの発表資料によれば、純利益は7700万ドル(1株当たり7 セント)と、前年同期7億1000万ドル(同61セント)から減少した。一部項目 を除いた利益は1株当たり63セントと、ブルームバーグ・ニュースがまとめた アナリスト23人の予想平均である61セントを上回った。売上高は前年同期比 12%増の34億1000万ドルだった。

同社の主力製品である1台3万ドルの除細動器の売り上げは、前年同期比で

2.1%増加した。同社は昨年10月15日、除細動器と心臓をつなぐワイヤのリコ ール(回収・無償修理)を発表。56億ドル規模のICD市場の一段の縮小につ ながった。

また同社は訴訟の和解費用(税引き後)として2億7500万ドル(1株当た り24セント)、カイフォン買収で得た技術に関連する費用(税引き後)として 3億1400万ドル(1株当たり28セント)をそれぞれ計上した。メドトロニック は昨年7月、カイフォンの39億ドルでの買収で合意した。

19日の米株式市場でメドトロニックの株価は、ニューヨーク時間午後零時 6分(日本時間20日午前2時6分)現在、前営業日比43セント高の49.55ドル。 15日までの1年間では9.3%下落している。