パキスタン:野党が連立政権樹立目指す-下院選で定数3分の2確保か

パキスタンの下院選挙で躍進した2大野党、 パキスタン人民党(PPP)議会派とパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ 派=PML(N)が連立政権樹立を目指している。ムシャラフ大統領の支配打 倒に向け、議会定数の3分の2を占める連合形成を他党にも呼び掛けている。

ただ、連立樹立には困難が予想される。シャリフ元首相率いるPML(N) と暗殺されたブット元首相が率いていたPPPが連立を組んだ経験はなく、 1988年から1999年にかけては激しく政権の座を争った。それでも憲法停止など 強権的な手法をムシャラフ大統領が取るパキスタンでは、政治的な暗殺事件が 増えており、連立が国家安定の鍵を握る。

PML(N)とPPPは21日、連立政権樹立に向けた協議を行う。両党は この話し合いに他党の参加も呼び掛けた。シャリフ元首相は「独裁を永遠に」 パキスタンから葬り去ることを誓った。

18日の総選挙では、下院(定数342議席)の268議席で投票が行われ、258 議席が判明した時点で、PPPが87議席を獲得。PML(N)は66議席を確 保した。他党や無所属議員を含めると、議会の3分の2に迫る勢いだ。

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