中国人民元:ペッグ制廃止後の最高値-インフレ率が11年ぶり高水準

中国の外国為替取引では、人民元がドルに対し 2005年のペッグ(連動)制廃止後の最高値まで上昇した。インフレ率が約11年ぶ りの高水準に達したのを受け、元買いが優勢になった。

中国は、50年ぶりの大雪による被害の影響で上昇した物価を抑制するため、 人民元の上昇加速を容認している。国家統計局が19日発表した1月の消費者物価 指数(CPI)伸び率は前年同月比7.1%と、昨年12月の同6.5%を上回った。

バークレイズ・キャピタルの外為セールス担当責任者、ジャンマルコ・サルチ オリ氏(ミラノ在勤)は「中国人民銀行は現在、ほかの中央銀行と同じく、困難な 仕事を抱えている」と指摘。成長促進とインフレ退治という「2つの異なる目標に 取り組む必要がある」との見方を示した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午後5 時半(日本時間同6時半)現在、1ドル=7.1580元と、前日の7.1623元を上回っ ている。人民銀はこの日、人民元の中心レートをペッグ制廃止後の最高水準に設定 した。

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