アジア株:2週間ぶり高値-サブプライム懸念後退で銀行株が高い

19日のアジア株式市場では、MSCIアジ ア太平洋指数が2週間ぶりの高値に上昇している。銀行の米サブプライム(信用 力の低い個人向け)住宅ローン関連損失の拡大懸念が後退したほか、金属価格上 昇で銀行株や資源株が高い。

中国の銀行大手、中国銀行は、香港上場株が上昇。同行が、サブプライム関 連の証券投資をカバーするのに十分な引当金を計上したとの一部報道を好感した。 鉱山会社、オーストラリアのBHPビリトンとリオ・ティント・グループは、競 合するブラジルのヴァリ(旧通称リオドセ)よりも大幅な鉄鉱石の値上げを求め る方針を発表したことを受け、買われている。

UOBアセット・マネジメントで約30億ドル相当のアジア株運用に携わる マーク・タン氏は、「鉄鉱石生産会社は、値上げ交渉で間違いなく非常に有利な 状況にある」と指摘。また「中国銀行に関しては、サブプライム問題に関するコ メントが投資家を安心させたのだろう」との見方を示した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後1時46分現在、前日比1.5%高 の146.12。このままいけば、5日以来の高値となる。10業種中9業種が上昇し ている。