債券相場は小幅安、日経平均続伸が重し-15年変動国債入札結果は順調

債券相場は小幅安(利回りは上昇)。欧州債 の下落や日経平均株価が続伸したことを受けて、朝方から売りが優勢となって いる。ただ、この日の15年変動利付国債の入札が順調な結果となり、需給の良 好さが示されたことから、午後に入ると底堅い展開となっている。

岡三証券投資戦略部のシニアストラテジスト、坂東明継氏は、入札結果に ついて、5年債との比較で割安感が出ていたことを背景に順調に終わったと指 摘した。「需給が良好だと確認できたので、若干買い戻しが入っている。もとも と押し目買いのニーズはあった」と述べた。

東京先物市場で中心限月3月物は、前日比20銭安の137円25銭で寄り付 いた。直後に137円22銭まで下げたが、その後は徐々に下げ幅を縮小した。

午後に入り、いったんは137円30銭付近まで下げたが、15年変動国債の入 札の発表後、下げ幅を縮めている。

前日の欧州市場で株高・債券安の地合いとなったことや、日経平均株価が 100円を超す上昇となっていることが、円債市場で売り材料視されている。

日経平均株価は続伸。午後1時36分現在、前日比152円47銭高の1万3787 円87銭。

新発10年債利回りは1.465%

現物債市場で、新発10年物の289回債利回りは、前日比1.5ベーシスポイ ント(bp)高い1.465%で寄り付いた。その後、1.46%-1.47%のレンジで推移。 午後1時15分ごろから1.465%で取引されている。

変動利付国債の入札結果は順調、最低価格は予想上回る

財務省がこの日午後零時45分に発表した15年変動利付国債(47回2月債) の入札結果によると、最低落札価格が99円55銭、平均落札価格は99円58銭 となった。

最低落札価格は、ブルームバーグ・ニュースがプライマリーディーラー14 社に調査して算出した市場予想の中央値(99円50銭)を上回った。最低と平均 落札価格との差であるテールは3銭と前回入札の4銭から縮小した。応札倍率 も6.08倍と前回入札(3.81倍)を大きく上回った。

(債券価格)                            前日比        利回り
長期国債先物3月物         137.35       -0.10         1.649%
売買高(億円)             19455
10年物289回債            100.30                  1.465%(+0.015)
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