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米国株:下落、ダウは157ドル上昇後に値を消す-メーシーズ安い(3)

米株式相場は下落。ニューヨーク原油先 物相場がバレル当たり100ドルを上回ったことから、消費関連株とテクノロジ ー株が売られた。ダウ工業株30種平均は一時、エネルギー企業中心に買いが 膨らみ、前営業日比157ドル高まで上昇する場面もあったがその後反落し、3 営業日続落となった。

航空大手AMRや百貨店メーシーズ、コンピューターのアップルは、石油 輸出国機構(OPEC)による減産観測を背景とした原油高を嫌気して下落。 AT&Tやベライゾン・コミュニケーションズを中心に電話株は2006年9月 以来の安値に下げた。競争が激化し、企業利益が押し下げられるとの懸念が売 り材料だった。石油のエクソンモービルは1カ月ぶりの高値に上昇した。

ダウ工業株30種平均は前営業日比10.99ドル(0.1%)安の12337.22ド ル。S&P500種株価指数は同1.21ポイント(0.1%)下げて1348.78。ナス ダック総合指数は15.6ポイント(0.7%)低下し2306.2。

ベアリング・アセット・マネジメントの米国株責任者、サム・ラーマン氏 は、「原油高は経済全体にとって有益ではない。投資家は神経質になり始め、 リスクの高い株式を売っている」と語った。

原油バレル当たり100ドルに急騰

市場参加者の間で企業業績は景気悪化を乗り越えられるとの見方が広がり、 コンピューター関連株や鉱工業株、小売株が上昇していたが、原油急騰が明ら かになるとその後は売られた。

S&P500種に採用されている一般消費財・サービス関連株は0.6%安。 IT(情報技術)企業で構成される株価指数は1%下げた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で取引される原油先物3月限は前 営業日比4.51ドル(4.72%)高の1バレル=100.01ドルと、終値ベースで最 高値を記録。取引時間ベースでも100.10ドルと、1983年の取引開始以来の最 高値を付けた。天然ガスも1年3カ月ぶり高値に上昇した。

携帯電話事業者大手のベライゾン・ワイヤレスとAT&Tが通話時間無制 限サービスを均一料金で設定することを明らかにしたことから競争が激化し、 同業のスプリント・ネクステルも追随するとの見方が広がった。

S&P500種に採用されている金融株で構成する株価指数は0.8%下落。 メリルリンチ、ベアー・スターンズはいずれも下落した。

格付け会社の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は米住宅ロー ンに関連した債務担保証券(CDO)138億ドル相当の格付けを引き下げた。

エクソン、シェブロン

石油のエクソンモービル、シェブロンはいずれも上昇。鉱山大手フリーポ ート・マクモラン・カッパー・アンド・ゴールドやニューモント・マイニング も値上がりした。

S&P500種に採用されているエネルギー株36銘柄で構成する株価指数は

2.5%上昇し、1月15日以来の高値を記録した。過去1年間では26%値上がり し、産業別10指数のなかで値上がり率トップだった。また素材株で構成する 株価指数はこの日1.9%上昇、過去1年間での上昇率は8.7%となった。

ダウ平均銘柄入れ替え

この日はダウ平均の銘柄入れ替えが実施され、シェブロンとバンク・オ ブ・アメリカ(BOA)が追加され、たばこのアルトリア・グループと航空機 制御装置メーカー最大手のハネウエル・インターナショナルが削除された。

BOAは下落、アルトリアとハネウエルはいずれも上昇した。

ヘルスケア関連企業で構成する株価指数は0.5%上昇し、産業別10指数の なかで値上がり率3位だった。

エンジニア向けのソフトウエアメーカー、メンター・グラフィックスは上 昇。同社が発表した2008年業績見通しはブルームバーグがまとめたアナリス ト予想を上回った。シティグループは同社株式の買いを推奨した。

石油のアロンUSAエナジーは下落。同社のテキサス州スプリング製油所 で爆発事故が起き、同製油所は閉鎖された。

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