豪銀ANZ:増益帳消しも-米モノライン関連の金融派生商品で引当金

オーストラリア3位の銀行、オーストラ リア・ニュージーランド(ANZ)銀行のマイケル・スミス最高経営責任者(C EO)は18日、信用市場が「悲惨な状況」に陥ったため、2008年9月期に見 込んでいた通期利益の伸びが帳消しになる恐れがあるとの見方を示した。これ を受け、ANZ株はシドニー市場で急落し、2年半ぶり安値を付けている。

英HSBCホールディングスから昨年ANZに移籍したスミスCEOはオ ンライン中継された会見で「基調的な利益の伸びを上回るペースで信用コスト が増大している」と指摘。また、米金融保証会社(モノライン)ACAキャピ タル・ホールディングスに関連する金融派生商品(デリバティブ)で、2億米 ドル(約216億円)の特別費用を計上することも明らかにした。

ANZ株は前週末比6.1%安の22.46豪ドルと、05年9月以来の安値で取 引を終えた。オーストラリア金融株指数も05年11月以来の低水準に下落。他 の大手豪銀も、業績予想を下方修正するとの懸念が浮上している。

ANZは発表資料で、ACA関連の2億米ドルを含めた引当金を計上する ことで、今年度に予想した11.5%増益が「相殺」されるとの見通しを示した。

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