アジア株:上昇、原油高などで商品関連銘柄が買われる-新日鉄が高い

18日のアジア株式相場は上昇。商品関連銘 柄が株価全体を主導している。新日本製鉄が2008年度の鉄鉱石価格引き上げ で合意したが、予想を下回る値上げ率であったことや、原油相場が1バレル= 95ドルを上回る水準になったことを好感した。

新日鉄やオーストラリアの石油大手ウッドサイド・ペトロリアムが買われ ている。東京エレクトロンをはじめ、半導体関連銘柄も高い。クレディ・スイ ス・グループが同業界の投資判断を引き上げたことが手掛かりとなった。

いちよし投資顧問の秋野充成運用部長は、鉄鉱石価格が倍になるとの見方 も一部にはあったと指摘。新興国市場での需要で鉄鋼各社の売上高は伸び、コ スト上昇をかわすことができる可能性が高いと述べた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午前11時21分現在、前週末比

0.7%高の145.74。日経平均株価の午前終値は同174円72銭(1.3%)高の1 万3797円28銭。この時点で取引が始まっているアジア太平洋各地の株価指数 のほとんどが上昇している。

関係者によれば、新日鉄とブラジルの資源大手ヴァリ(旧称リオドセ)は、 鉄鉱石の08年度価格を前年度比65%引き上げることで合意した。両社の価格 交渉が決まったことにより、JFEスチールなど国内各社も同水準での価格決 着を目指す展開になりそうだ。クレディ・スイスは1月に、値上げ率が最大 70%との見通しを示していた。