ニチイ学株が反落、制度変更で介護事業低迷-コムスン承継もマイナス

医療事務代行業と介護事業を主力とするニ チイ学館の株価が反落。制度改正に伴い訪問介護サービスの利用者が減ってい るうえ、ホームヘルパー養成講座の受講者も減少している。グッドウィル・グ ループから引き受けた施設介護事業も足を引っ張る状況で、2007年4-12月期 (9カ月累計)業績は減収減益となった。薄商いの中、業績停滞を懸念した売 りに押されている。

午前終値は前週末比2円(0.2%)安の1368円。朝方には2.9%安まであっ たが徐々に下げ幅が縮小した。出来高は8400株で、過去5営業日の終日出来高 の平均(2万1640株)の4割以下にとどまっている。

ニチイ学館が15日の取引終了後に公表した2007年4-12月期業績による と、連結営業利益は前年同期比14%減の18億円にとどまり、会社側の計画を下 回った。制度変更のあおりを受けて訪問介護サービスの利用者が減ったほか、 地方自治体の介護プラン作成が滞り、新規利用者が想定を下回った。

一時は業績のけん引役となっていた教育事業についても、ホームヘルパー 養成講座の受講者が同27%減少。主力の医療事務代行業も1%の営業減益とな った。Gウィルグループからの承継案件に絡むのれん代で約2億円、仕掛り物 件で1億3000万円の費用も計上した。

ニチイ学広報IR担当の飯田祥一氏によると、Gウィルグループから承継 した介護施設(グループホーム183件、有料老人ホーム63件)の平均稼働率は 85%。「承継作業に追われて営業活動がおろそかになった」(飯田氏)と言う。

飯田氏は「承継作業などもほぼ一巡したため、来期(2009年3月期)には 平均稼働率を95%に持っていきたい」と話していた。

会社側の08年3月期の連結営業利益予想は前期比36%減の17億円。同社 株をカバーする証券アナリスト4人の営業益予想値は16億-18億円で、平均値 は17億円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE