12月の第3次産業活動指数は前月比0.6%低下-3カ月ぶりのマイナス

卸売・小売業や金融・保険業といったサービ ス産業の動向を示す第3次産業活動指数は、昨年12月に前月比で3カ月ぶりに 低下した。金融・保険業、卸売・小売業などが落ち込み、指数を押し下げた。

経済産業省が18日発表したところによれば、12月の第3次産業活動指数は 前月比で0.6%低下した。2000年を100とした指数は109.8(季節調整値)。ブ ルームバーグ・ニュースが民間エコノミスト29人を対象に実施した事前調査で は、予想中央値は前月比0.2%低下だった。指数はここ数年緩やかな上昇基調に あるものの、07年は一進一退が続いていた。

第3次産業活動指数は、外需と並び景気回復の大きな鍵となる個人消費の動 向を図る上で供給側の統計として注目されている。14日に発表された10-12月 期の国内総生産(GDP)は前期比0.9%増、年率換算で3.7%増と市場予想に 反して高い伸びとなったが、個人消費は前期比0.2%増にとどまった。大田弘子 経済財政政策担当相は、「経済の回復基調は続いている」としながらも、「住宅や 個人消費など一部に弱さはある」との認識を示した。

みずほ総合研究所の井上淳エコノミストは発表前のリポートで、「情報通信、 卸売・小売りなどの低下が続いており、季節調整値のトレンドに頭打ち感が見え 始めている」との見方を示していた。

同時に発表された07年暦年の第3次産業活動指数は前年比1.1%上昇とな った。また、07年10-12月期は前期比0.2%上昇だった。

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