今週の米経済:住宅着工は16年ぶり低水準近くに-今年も成長の重しに

今週発表の米経済指標では、1月の住宅着 工件数が16年ぶりの低水準近くにとどまり、住宅市場の低迷が今年も経済成長 の重しとなる見通しが示されるもようだ。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想(中央値)による と、商務省が20日発表する住宅着工件数は年率換算で前月比0.4%増の101万 戸となる見通し。労働省が同日発表する1月の消費者物価指数(CPI)は前月 比0.3%上昇と、前月から伸びが減速する見込みだ。

過去最大近くに膨らんでいる住宅在庫に加え、差し押さえの増加や住宅価格 下落により、今年も住宅不況が経済成長の重しとなる見通しだ。リセッション (景気後退)リスクがインフレ懸念を上回っていることから、米金融当局は追加 利下げを実施すると予想されている。

リーマン・ブラザーズのエコノミスト、ミッシェル・マイヤー氏は、「米住 宅市場は引き続き、後退を強めるだろう」と予想。「成長減速と景気不振の広が りに伴い、インフレは沈静化するはずだ」と説明した。

商務省が発表する先行指数の住宅着工許可件数は2.2%減の104万5000戸 と、過去16年間で最低水準となることが見込まれている。

米連邦準備制度は20日、1月29、30日に開かれた米連邦公開市場委員会 (FOMC)の議事録のほか、1月21日の緊急会合の議事録も発表する。

全米ホームビルダー協会(NAHB)が19日発表する2月の米住宅市場指 数は前月から横ばいの19となり、過去最低となった昨年12月を1ポイント上回 る見通しだ。

1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.2%上昇と、06年6月以来 の高い伸びとなる見込み。1月の食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比

0.2%上昇が見込まれる。前年同月比では2.4%となるもようだ。

21日に米民間調査機関コンファレンス・ボードが発表する1月の米景気先 行指標総合指数(LEI)は前月比0.1%低下と、4カ月連続でマイナスになる と見込まれている。

ブルームバーグ調査

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日付       経済指標                           予想    前回実績
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2/19    2月   NAHB住宅市場指数         19       19
2/20    1月   住宅着工件数(万戸)         101.0      100.6
2/20    1月   住宅着工許可件数(万戸)     104.5      106.8
2/20    1月   CPI(前月比)              0.3%   0.4%
2/20    1月   コアCPI(前月比)          0.2%   0.2%
2/20    1月   CPI(前年同月比)          4.2%   4.1%
2/20    1月   コアCPI(前年同月比)      2.4%   2.4%
2/21    2/17  新規失業保険申請件(万件)    34.5       34.8
2/21    1月   LEI(前月比)              -0.1%      -0.2%
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・「%」は増減率
・「-」はマイナス

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