JR東:東北縦貫線の実現、10年度以降に-品川基地の再開発にも遅れ

北海道を除く関東以北で鉄道事業を行う東 日本旅客鉄道(JR東日本)が計画する「東北縦貫線」の実現が、2010年度以 降にずれ込むことが確実になった。反対住民との協議が続いているためで、東北 縦貫線の実現が10年度以降になることにより、市場関係者などが期待する品川 車両基地の再開発も先送りされそうだ。

同社の小暮和之常務が15日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューに 答えて明らかにした。東北縦貫線は上野駅が終点になっている宇都宮線、高崎線、 常磐線の3線と、東京駅が終点の東海道線を結び、一体運行する構想。JR東日 本は中期経営計画で2009年度の開業を目指していたが、上野-東京駅間の住人 が日照権や騒音を盾に反対し、09年度開業は困難な情勢となっていた。反対派 との協議は長引いており、「開業は2010年度以降になる」(小暮常務)見通し だという。

上野-東京間は、新幹線の軌道上に新線の高架を敷設する方式で結ばれる見 込みで、東北縦貫線が実現すれば「乗車時間が10分短縮できるし、混雑も解消 される」(小暮常務)。開通は計画より先延ばしとなるが、JR東日本では、で きるだけ早く地元住民の理解を得ることを目標に交渉を進めており、協議は大詰 めの段階だという。

市場は品川車両基地の再開発に期待

東北縦貫線の実現で株式市場などが期待しているのは、田町-品川駅間にあ るJR軌道上の広大な品川車両基地の活用。現在は東海道線の車両が夜などに待 機する場所として使用されているが、東北縦貫線が開通すれば、待機の必要がな くなる。JR東日本では、高崎線や宇都宮線側に新車両基地を設ける予定で、小 暮常務は「結果として品川の車両基地の一部が町の再開発に利用できるのではな いかと期待している」と述べた。

品川車両基地は田町-品川駅間の線路が複数ある鉄道用地の部分で、敷地面 積は20万平方メートル。東京ドーム4個分の広さで、このうち15万平方メート ルが再開発に使用される見通し。「これが実現すれば、都心に残された数少ない 大型再開発事業になる」(フィッチ・レーティングスの青山悟ダイレクター)と 市場関係者は期待している。

JR東日本が数年前に15万平方メートルの更地価格を試算したところ、そ の価値は1500億円に上ったという。また、田町-品川駅間は山手線の29駅中で 最長区間のため、再開発に合わせて30番目の新駅を設置する構想もある。

--共同取材:東京 古松裕子 Editor:Masaru Aoki,Yoshito Okubo

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