【注目株】東芝、楽天、NECエレ、全日空、あいおい損保、東電(2

18日の材料銘柄は以下の通り。

東芝(6502):広報担当者、大森圭介氏は16日夜、次世代DVD「HD- DVD」の関連機器生産を停止して全面撤退する方針を固めたとのNHK報道 を受け、「今後の事業展開について社内でさまざまな検討をしているのは事実」 と認めた。また18日付の日経新聞朝刊は、岩手県北上市と三重県四日市市の2 カ所にフラッシュメモリー工場を新設すると伝えた。「HD-DVD」事業から 事実上撤退する一方、成長事業と位置づける半導体で2工場の一斉建設という 大型投資に踏み切り、選択と集中を加速するという。

楽天(4755):2007年12月期の連結営業利益は1億1800万円。前の期の 291億円から大幅に減少した。「楽天市場」、「楽天トラベル」などの事業で増収 を確保したものの、連結子会社でカード事業を手掛ける楽天KCで利息返還損 失引当金にかかる見積もり方法を変更して営業損失が発生したことが響いた。

シャープ(6753)、東京エレクトロン(8035):18日付の日経新聞朝刊は、 シャープと東京エレクトロンが太陽電池事業で提携し、今春をめどに共同出資 で新会社を設立し、太陽電池の製造装置を共同開発すると伝えた。シャープは 半導体製造装置で世界2位の東京エレクトロンと組むことで、効率的な生産体 制を築き、海外勢に対抗するという。

NECエレクトロニクス(6723):国内生産子会社の再編統合に伴う措置と して早期退職者を募集すると15日に発表した。応募者は500人程度を想定して いるが、上限は定めない。2002年11月にNEC(6701)から分社・独立した同 社が業績不振で人員削減に踏み切るのは初めて。

あいおい損害保険(8761):17日付の読売新聞朝刊は、あいおい損害保険の 米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連の投資損失が今期(08 年3月期)連結決算で800億円超に上る見通しになったと報じた。証券化商品 の価格下落で保有残高の7割以上を評価損として計上する見込みという。9月 末時点の損失252億円から3倍以上に膨らむことになる。

東京電力(9501)など:16日付の日経新聞朝刊は、東京電力と東北電力(9506)、 電源開発(Jパワー)(9513)がそれぞれ青森県で運営する原子力発電所の定期 検査業務を一本化すると報じた。2010年代前半に新会社を設立し、同業務を集 約して効率化するとしている。3社は新会社を核に原発安全管理や技術データ の共有化を狙うという。

新日本石油(5001):16日付の日経新聞朝刊は、新日石が年内にアラブ首長 国連邦(UAE)のアブダビ首長国で、石油製品の副産物の硫黄を有効活用し てコンクリート代替材をつくる合弁事業を始めると報じた。現地の都市開発会 社と組み工場を建設、下水道向けなどに販売するという。

アイシン精機(7259):世界最大のカーナビゲーション機器メーカー、オラ ンダのトムトムは14日、同社が保有するカーナビ技術の特許を侵害したとして、 アイシン精機を米テキサス州の連邦地裁に提訴した。

全日本空輸(9202):燃料油(燃油)価格の高騰を理由に、4月搭乗分から の燃油特別付加運賃(サーチャージ)について500円から最大7000円の値上げ を国土交通省に申請した。サーチャージ変更の仕組みも変え、燃油の相場価格 が1バレル10ドル幅以上で変動した場合、機械的にサーチャージ額の引き上げ 引き下げを行う仕組みにした。

SANKYO(6417):フィールズ(2767)株を買い増し、発行済み株式総 数の15%まで追加取得した。SANKYOが15日、関東財務局に提出した変更 報告書(大量保有報告書)によると、同社はフィールズ株式を14日に市場外取 引で2万4550株取得。発行済み株式に対する割合は7.93%から15%と7ポイン ト以上増加した。保有目的は「政策投資」としている。

フジテック(6406):エレベーター世界最大手の米オーチスが、国内エレベ ーター5位フジテックの筆頭株主になった。米投資顧問ダルトン・インベスト メンツ保有株の一部を買い取る取引が執行された。オーチス日本法人の国内シ ェアは4位で、オーチス、フジテックで国内上位3社を追いかける形になる。

みずほフィナンシャルグループ(8411):同社傘下のみずほ証券は15日、 インドの企業集団タタ・グループの金融中核会社タタ・キャピタルと広範な業 務提携を結んだと発表した。インド企業を投資対象としたプライベート・エク イティ(未公開株)ファンドの共同設立や同国の富裕層向け事業などで連携す る。

学習研究社(9470):07年4-12月期の連結純損失は78億8400万円と、 前年同期の25億5400万円から赤字幅が拡大した。少子化に伴う教材販売の減 少や、ファッション誌・育児誌の休刊、棚卸資産の評価損発生が響く。08年3 月通期の連結純損失は31億円と従来予想を据え置いた。

近畿車輛(7122):海外連結子会社の業績改善を理由に08年3月期の連結業 績予想を上方修正。本業のもうけを示す営業利益は従来予想比6億円増の19億 円にした。前期は6億7100万円。

コロムビアミュージックエンタテインメント(6791):J-POP分野のC Dシングル作品の低下、大型作品の発売遅れなどを理由に08年3月通期の業績 予想を下方修正。連結純損益は従来予想の4億円の黒字から19億7000万円の 赤字見通しに変更した。

松尾橋梁(5913):受注高は会社計画達成に向け順調に進んでいるものの、鋼 材の需給ひっ迫を背景に入荷時期が遅れており、生産高は会社計画に届かない もよう。このため、08年3月期の連結営業利益予想を従来の3億5000万円から 7000万円に下方修正した。前期は26億500万円の赤字だった。

日本コンクリート工業(5269):改正・建築基準法の影響でパイル売上高の減 少が予想されるため、08年3月期の連結純利益予想を従来の9億1000万円から 5億円に減額修正した。前期は10億5000万円。貸倒引当金、子会社の土地売 却損などの計上も響く。

エス・バイ・エル(1919):今期に見込んでいた大型分譲物件の売上時期が 来期以降にずれ込むことや、注文住宅着工の遅延、減損損失の追加発生も重な り、08年3月通期の連結純損益予想を従来計画の2億円の黒字から8億円の赤 字に下方修正した。

セシール(9937):カタログ用紙代の値上げなどのコスト上昇に加え、事務 所用ビルの売却方針を固めことで約20億円の減損損失を計上し、07年12月期 の連結純損失が従来計画の13億円に対して41億1900万円に拡大したもよう、 と発表した。前の期は12億8600万円の黒字だった。