中国人民元:ペッグ制廃止後の最高値-1月のM2が予想上回る伸び

15日午前の中国外国為替取引では、人民元 が2005年7月のドル・ペッグ(連動)制廃止後の最高値を更新した。1月の同 国のマネーサプライ(通貨供給量)統計でM2が前年同月比18.9%増と、伸び 率が予想に反して前月を上回り過去1年8カ月で最高となったことから、政府が インフレ抑制のため元上昇加速を容認するとの観測が強まった。

ドイツ銀行の通貨アナリスト(シンガポール在勤)、ミルザ・バイク氏は、 「マネーサプライの急速な伸びとインフレ高進が、中国当局は元上昇加速を容認 するとわれわれがみる根拠の一部となっている」と説明。「われわれはもう数カ 月前から、元上昇加速を容認する方向への中国の方針のシフトを指摘してきた」 と語った。

中国外国為替取引システム(CFETS)によれば、人民元は上海時間午前 9時45分(日本時間同10時45分)現在、前日比0.2%高の1ドル=7.1768元 となっている。