欧州債(15日):上昇、2年債利回り3.11%-株安で質への逃避

欧州国債相場は上昇。株式相場が4日ぶり に下落したのに加え、欧州の社債保有リスクが上昇したことを受け、安全投資と しての国債需要が高まった。

ドイツ2年債利回りは年初から90ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)近く低下した。米経済のリセッション(景気後退)と世界規模での景気 減速への懸念を背景に株式相場は下落し、約7兆ドル(約755兆円)の株式時価 総額が失われた。UBSは15日、米金融保証会社(モノライン)の危機が悪化 した場合、世界の銀行が1200億ドルの追加評価損を被る「危険性が依然として ある」との見解を示した。

RIAキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ニック・スタメンコビッ チ氏は「問題は金融セクターだ」と述べ、「質への逃避が続くとみられることか ら、こうした状況は短期債相場への強い支援材料となるだろう」と語った。

2年債利回りはロンドン時間午後4時36分までに、前日比9bp低下し

3.11%となった。週間ベースでは3bp上げた。同国債(2009年12月償還、表 面利回り4%)価格は前日比0.15ポイント上げて101.53。10年債利回りは同6 bp下げ3.95%。

15日のクレジット・デフォルトスワップ(CDS)取引によると、欧州企 業が発行する社債の保有リスクが上昇した。米金融ドイツ銀行によると、欧州企 業50社の高リスク・高利回り債を中心とするマークイットiTraxxクロス オーバー指数は24bp上昇の566bpとなった。

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