独ポストバンク10-12月:39%減益-サブプライム評価損や税金響く

顧客数でドイツ最大のリテール(小口)銀行、 ドイツ・ポストバンクが15日発表した2007年10-12月(第4四半期)決算は、 前年同期比39%減益となった。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅 ローン関連の評価損や税金の増加が響いた。

同社がウェブサイト上で発表したところによれば、純利益は1億6900万ユ ーロと、前年同期の2億7500万ユーロから減少した。サブプライム市場が崩壊 するなか、同行は07年10-12月期に5100万ユーロ(約80億7000万円)の評 価損を計上。これにより、07年通期の評価損は1億1200万ユーロとなった。法 人所得税は約2倍の2900万ユーロだった。

ウォルフガング・クライン最高経営責任者(CEO)は、小売企業や自動車 保険会社での口座提供や中核的な顧客への年金・住宅ローン商品販売で利益拡大 を目指している。親会社であるドイツポストが保有株売却の可能性を示唆し、ド イツ銀行やコメルツ銀行が買収に関心を示したことから、ポストバンクをめぐっ ては、買収観測が広がっている。

買収観測や評価損への懸念後退により、ポストバンク株は過去半年で11% 上昇している。