【個別銘柄】長谷工、ニッパツ、トレンド、マブチ、CCC、ダイキン

15日の日本株市場における主な材料銘柄 の動きは次の通り。

長谷工コーポレーション(1808):終値は前日比7.6%高の156円。一時 13%高の164円まで上げ、07年10月30日(19%)以来、約3カ半ぶりの高 い上昇率を記録した。建築確認審査の長期化を受けてマンション受注が落ち込 んでいたが、足元で建築確認認可が得られていることが示され、受注回復期待 が高まった。

ニッパツ(5991):11%安の830円とストップ安。為替相場の円高傾向に よって輸出採算が悪化したことから、今期(08年3月期)利益予想を下方修 正した。連結営業利益予想は296億円から290億円に2%引き下げた。会社側 によると、1円の円高は営業利益で2億-3億円の圧迫要因になるという。

トレンドマイクロ(4704):9.8%安の3420円。今期(08年12月期)の 第1四半期(1-3月)業績見通しを減益と発表。市場では今通期も利益を伸 ばすとの見方が支配的だったため、出だしの減益計画は予想外として売りが膨 らんだ。KBC証券は14日、投資判断を「買い」から「売り」に引き下げた。

シーアイ化成(7909):4.9%安の216円。昨年6月の改正建築基準法施 行後に住宅着工戸数が落ち込んでいる影響で、建装用資材の販売が不振な上、 一部製造設備に対する減損損失を計上し、今期(08年3月期)連結業績予想 を下方修正。純利益が一転して減益に陥る見通しとなり、業績不安が高まった。

ダイキン工業(6367):7.2%安の4630円。07年4-12月期の業績を発 表した際、化学事業が米国で振るわないことが重しになるとして通期(08年 3月期)業績予想を据え置いた。主力の空調事業が好調に推移するなか、通期 計画の増額期待が強かっただけに、失望売りを集めた。

ダイエー(8263):17%高の542円とストップ高。メリルリンチ日本証券 は14日、投資判断を「中立」から「買い」に変更、目標株価を1000円と設定 した。三菱UFJ証券投資情報部の船戸隆裕氏は「来期以降の業績回復が期待 できるという内容のリポートだそうだ。値動きの良い銘柄に追随する流れが強 まったこともあり、個人投資家の買いも集まったようだ」という。

スーパーバリュー(3094):ジャスダック市場に新規上場。食品スーパー とホームセンターを組み合わせた「都市型スーパーセンター」を標ぼうし、着 実に収益を積み上げているものの、景況感の悪化を受けて売りに押される展開 となった。午前10時30分すぎに付いた初値は1480円で、公募価格2000円を 26%下回った。その後も売りが優勢で終値は1439円。

SMC(6273):0.6%安の1万480円。一時4%安の1万130円まで下 げ、52週安値を更新した。半導体市況の軟化を受けて半導体や電機産業の生 産調整が継続し、IC(集積回路)関連機器の受注が減速している。会社側は 第3四半期業績を発表した際、今期(08年3月期)通期予想を据え置いたが、 下振れの可能性は高いとみた向きが売ったようだ。

青木あすなろ建設(1865):11%安の585円。受注競争激化による利益率 の低下を理由に、今期(08年3月期)の利益予想を大幅に下方修正した。建 設資材なども上昇しているため、収益性の低下が長期化すると警戒された。

アイ・ビー・イー(2347):12%安の7万8700円ストップ安比例配分。 今期(08年3月期)の最終損益予想を赤字に変更した。デジタル化の流れを 背景に複数の大型システム案件の受注を今期末に見込んでいたが、実際は獲得 が厳しい状況だった。業績低迷の長期化が懸念されるとともに、会社が開示す る業績数字に対する不信感も高まった。

日本電子(6951):6.4%安の382円。分析機器などの不振が続き、07年 4-12月期の連結営業損益は2億4900万円の赤字に落ち込んだ。今期予想 (35億円の黒字)は据え置き。

日本カーボン(5302):7%安の361円。今期の連結営業利益は前期比 13%減の66億円との見通しを立てた。原燃料価格の高止まりなどは解消され ておらず、経営を取り巻く環境は厳しいという。

山崎製パン(2212):1.4%高の892円。15日付の日経新聞朝刊によると、 飯島延浩社長は14日、07年12月に続くパン商品の値上げについて、「実施 せざるをえない」と述べた。時期や値上げ率は未定だが、主原料の小麦で国際 価格高騰の影響が避けられないという。

アセット・マネジャーズ(2337):12%高の9万2000円とストップ高。 シンガポールに本社を置く投資顧問のいちごアセットマネジメントが同社株を 買い進め、発行済み株式総数の11%超を保有していることが明らかになった。 同ファンドの大量保有を通じて企業価値の向上が図られるとの期待が高まった ほか、投資魅力が高い銘柄と認識されたようだ。

GMOインターネット(9449):5.8%高の581円。前期(07年12月 期)の連結最終損益は175億円の赤字となった。ローン・クレジット事業から の完全撤退に伴う損失処理を行った。ただ今期(08年12月期)は17億円の 黒字転換を計画。

アサツーディケイ(9747):13%高の3460円。発行済株式総数の2.2% に相当する100万株、金額にして35億円を上限に自社株買いを実施すると発 表した。今期(08年12月期)の連結営業利益は前期比7.3%増の76億5500 万円の見通しと発表。

不動産株:東京建物(8804)は5.4%安の733円。三菱地所(8802)は2.2% 安の2665円。前日発表された1月の首都圏のマンション契約率は16年ぶりの 低水準に落ち込んだ。消費者の購入意欲を高めるため値下げなどの策が取られ るとみられ、収益性の低下が進むとみられた。

チャイナ・ボーチー・エンバイロメンタル・ソリューションズ・テクノロ ジー(1412):17%高の13万8000円とストップ高。前期(07年12月期)の 連結営業利益は前の期比17%増の29億4400万円となった。中国経済の高成 長と環境意識の高まりを受け、火力発電所向け排煙脱硫などの受注契約数が順 調に伸びた。今期の増益率は64%に拡大する計画。

フェイス(4295):10%高の1万970円とストップ高。07年4-12月期 の連結営業利益は前年同期比60%増の16億4700万円となり、通期予想(21 億円)に対する進ちょく率は78%に達した。電子マネー事業の成長が続いた うえ、積極的な買収・提携で国内コンテンツ配信事業が順調に拡大した。

全日本空輸(9202):1.1%安の435円。UBS証券は14日、投資判断を 「中立」から「売り」に引き下げた。

芝浦電子(6957):4.4%安の1860円。法改正の影響から国内の住宅着工 件数が減少、住設機器の温度測定センサーなどに使われるサーミスタの需要が 落ち込んでいる。14日付で今期(08年3月期)の連結売上高予想を4.6%減 額したため、売り圧力が増した。

マブチモーター(6592):7.5%安の5430円。午後の取引で一段安。午後 零時30分に発表された今期(08年12月期)業績予想は市場予想に反して減 益だった。世界景気の減速が業績に影響を与えるとの見方が増えた。

ニイウスコー(2731):19%安の1705円。一時400円(19%)安の1700 円とストップ安。時事通信は15日午後、循環取引などの不正な経理処理で決 算を粉飾していた疑いがあり、粉飾額は100億円規模に上る可能性があること が分かったと報じた。東証は15日、売買を一時停止すると発表した。

昭和シェル石油(5002):10%高の1015円。一時11%高の1023円とス トップ高。今期(08年12月期)連結経常利益は前期比36%増を見込む。UB S証券は15日、「中立」から「買い」に格上げした。

三陽商会(8011):3.7%高の590円と続伸。新ブランドの投入などを考 慮し、今期(08年12月期)の連結業績予想を0.6%増収の3.2%営業増益と 見込んだ。05年投入のブランド群の収益化も期待できるため、計画を上回る 業績を期待する向きもあるようだ。

エン・ジャパン(4849):15%高の22万5000円。企業による正社員化の 流れを追い風に、2本柱である中途採用関連事業と新卒関連事業が大きく伸び ている。前期(07年12月期)決算が前の期に比べ3割の増収増益となり、会 社計画を上回ったことが評価された。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)(4756):4.8%高の 433円。一時は12%安の365円と急落した。子会社再建などで特別損失を計上 し、今期(08年3月期)の連結純利益予想を従来予想の65億円から26億円 に減額修正した。

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