銀行債の保有リスクが上昇-モノライン分割案で損失拡大懸念が高まる

15日のクレジット・デフォルトスワップ (CDS)取引によると、銀行が発行する社債の保有リスクが上昇した。米金融 保証会社(モノライン)大手MBIAとアムバック・ファイナンシャル・グルー プを分割する案が浮上したことで、信用市場の損失が拡大するとの懸念が広がっ た。

JPモルガン・チェースによれば、銀行など金融機関125社のデフォルト (債務不履行)に対する保証コストを示すマークイットiTraxx金融指数の CDSスプレッドはロンドン時間午前11時45分現在、前日比6ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01ポイント)上昇し100bpとなった。マークイットiTra xx日本指数は4bp上げ86bp(モルガン・スタンレー調べ)となっている。

ドレスナー・クラインオートの調査アナリスト、ナイジェル・マイヤー氏 (ロンドン在勤)は、「悪化した事業と好調な事業とに無理やり分割するのは銀 行にとっては良いことではない」と述べ、「地方債からの確固としたキャッシュ フローを失えば残りの事業は無防備になり、履行能力が一段と低下する可能性が ある」と指摘した。

JPモルガンによると、欧州企業50社の高リスク・高利回り債を中心とす るマークイットiTraxxクロスオーバー指数は24bp上昇の565bp。欧州 の投資適格企業125社で構成するマークイットiTraxx欧州指数は6bp上 げ108.5bp(ドイツ銀行調べ)。

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