WGCの豊島氏:金需要減退は価格高騰が影響、サブプライムの問題も

ワールド・ゴールド・カウンシル(WG C)の豊島逸夫・日韓地域代表は15日、ブルームバーグ・テレビジョンのイ ンタビューで、2007年10-12月期に金需要が減少した背景などについて以下 の通りコメントした。

金の需要減退の背景:

「金の需要が落ち込んだのは価格効果と所得効果の2面ある。特に金価格 高騰による買い控えの影響が大きく、エマージング(新興経済)諸国でその傾 向が顕著。また、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題から 負の所得効果も出て、米国はじめ先進国の需要も下がっている」

金への需要の見通し:

「米国の経済減速が新興国でも連動すると、いま健闘している中国の需要 も傷む可能性がある。東南アジアやインドなどエマージング全体に需要減が波 及すると、その場合には相場の頭を抑える、あるいは新たな売りを招くきっか けとなりうる」

投資意欲もなお旺盛:

「サブプライム問題に伴う質への逃避ということで、安全性を求める資金 が米国債、スイスフラン、そして金に流れている。また、ドル安の流れが続く なかで政府系ファンドの資金が金に向かうなど、ドル離れの延長線上に金への シフトが見え隠れする。さらに、欧米の年金基金も金ETF(上場投資信託) を買い上げるなど、金相場の上げ材料にも事欠かない状況だ」

--共同取材 東京 君塚靖  Editor:Naoya Abe

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