ストロスカーンIMF専務理事:中国成長率を依然10%と予想(2)

国際通貨基金(IMF)のストロスカーン 専務理事は15日、IMFは依然として、今年の中国経済成長率を10%と見込ん でいると述べた。

同専務理事は北京で記者団に対し、「米住宅市場に端を発した現在の金融危 機の影響は、米国をはじめ各国の実体経済に広がっている」と指摘した上で、 「中国も幾分かの影響を受けるが、われわれは依然、中国経済が今年10%の伸 びを示すとみている」と語った。

世界銀行は今月、中国の成長率見通しを9.6%に下方修正した。世界4位の 経済大国である中国の07年の成長率は11.4%と、13年ぶりの高成長となった。 中国は、成長を大きく鈍化させることなく、インフレを抑制するよう努めている。

ストロスカーン専務理事は、世界的な景気減速に触れ、「これまで以上に中 国の高成長が必要になっている」との認識を示した上で、「中国に必要なのは、 輸出主導の成長よりも内需主導の成長だ」と述べた。

同専務理事はまた、人民元の上昇ペース加速を求めるとともに、投資やイン フレ抑制のため、中国がなお金融引き締め策を必要としているということでIM Fと中国政府が合意したと語った。同専務理事は14日、温家宝首相と会談した。