アセットM株がストップ高、いちごAMの大量保有判明-第2位株主に

不動産ファンドの運用などを行うアセット・ マネジャーズの株価が前日比1万円(12%)高の9万2000円とストップ高(制 限値幅いっぱいの上昇)。シンガポールに本社を置く投資顧問のいちごアセッ トマネジメントが同社株を買い進め、発行済み株式総数の11%超を保有してい ることが明らかになった。同ファンドの大量保有を通じて企業価値の向上が図 られるとの期待が高まったほか、投資魅力が高い銘柄と認識されたようだ。

いちごアセットが14日に関東財務局に提出した大量保有報告書によると、 同社は報告義務発生日の2月13日までにアセットM株式を計5万8370株保有し、 発行済み株式総数に対する割合が11.01%になった。保有目的は「純投資」とし ている。ブルームバーグ・プロフェッショナルの保有機関検索(PHDC)機能 で大手機関投資家の保有動向を見ると、いちごアセットは第2位の大株主になる。

アセットMIR担当の中村聡氏はいちごアセットについて、「IR活動で 当社の会社概要などを説明したことはある」と述べた。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長はアセットM株の上昇について、 「ファンドの大量保有に一時的に反応したのだろう。株価指標面でも割安感があ る」と述べた。ただ株価上昇の継続には「業績がポイントになる」と指摘した。

アセットMは1月10日、08年2月期業績予想の下方修正を発表。これを受 けて株価は1月23日に昨年来安値の6万2600円まで下落していた。

タワー投資やスパークスなども大量保有

大量保有報告書によると、アセットM株はこのほか、タワー投資顧問が発行 済み株式数の10.69%を保有。スパークス・アセット・マネジメントがグループ 全体で同6.46%、英投資顧問のダルトン・ストラテジック・パートナーシップが 同4.58%まで保有している。

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