松下:液晶パネル新工場を姫路に建設、約3000億円-午後4時会見(2)

松下電器産業は、日立製作所、東芝など と共同出資している液晶パネル製造会社「IPSアルファテクノロジ」(資本 金1000億円)を3月末に連結子会社化し、約3000億円を投じて兵庫県姫路市 にIPSの新工場を建設する。今年8月に着工し、2010年1月に稼働の予定。 松下電産、日立、IPSが15日発表した。

新工場がフル稼働する13年にはIPSの液晶パネル製造能力は32型換算 で現状から年1500万台増え、同2100万台となる。詳細については午後4時に IPSが都内で記者会見して説明する。

連結子会社化の手続きとして松下電産は3月末までに、東芝からIPS株 15%を取得して出資比率を45%に上げる。並行して3月末までにIPS株 50%を保有している日立の全額出資子会社に24.9%出資。この出資をてこに、 同子会社の持つIPS株と大型液晶パネル事業を計660億円で取得する。

これで松下電産の出資分は半数を超える。手続きが完了しても日立側は最 大10%の出資比率を維持する方向。

松下電産は昨年12月、IPSの経営権を株式取得などで握ると発表。そ の際、松下電産の大坪文雄社長は松下が主体になってIPSの新工場を建設し、 09年中に稼働させたいとしていた。生産能力などについても言及したが、建設 場所は明言していなかった。

松下電産の薄型テレビ事業は、世界トップのシェアを持つプラズマテレビ が主軸。ただ、今期(2008年3月期)の販売目標はプラズマ500万台に対し液 晶は400万台に上る。また、液晶テレビについては上半期で、世界的な供給不 足もあってパネルの調達に苦慮したため、年間の販売目標達成は微妙な状態。

一方、IPSから手を引く形になる東芝は昨年12月、シャープを新たな パネル調達先とすると発表。10年度には東芝の32型以上のテレビの約4割に シャープ製パネルを搭載する方針だ。

松下電産の株価は前日比25円(1.1%)安の2300円(午後2時54分現 在)。

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