スプレッドが長短で逆転:JR東海10、20年債-需要動向を反映(2)

JR東海が15日に募集を行った国内普通 社債(SB)で、利回りの国債金利へのスプレッド(金利上乗せ幅)が、10年 債で+23bp(1bp=0.01%)、20年債で+20bpとなり、長短で逆転現象が起 きた。通常は、年限がより長い社債のほうがスプレッドの水準が大きくなるの で、今回の現象は異例のことだ。投資家の需要動向がスプレッドの条件に反映 したものと予想される。

スプレッドは、カーブ(利回り曲線)対比でみても、10年債は+21~22bp 程度、20年債が+20bpで、やはり、長短で逆転している。年限がより長く超 長期の20年債のほうが、表面利率の絶対水準が高いことから需要がより強く、 この逆転現象が起きたものと予想される。

事務幹事のみずほ証券が発表した資料によると、JR東海債は、10年債 100億円、20年債150億円で、表面利率、発行価格は10年債が1.69%、99円 98銭(利回り:1.692%)、20年債が2.30%、99円93銭(同:2.305%)。 20年債では、野村証券が共同主幹事となっている。募集開始は15日午前10時 16分、均一価格販売リリース(完売宣言)は同10時18分だった。

事務幹事を務めたみずほ証券・デットシンジケーション部担当者は、両年 限とも順調に販売できたと語った。10年債については、系統上部、中央の公的 機関、生保、損保、信託、投資顧問、地方の公的機関、系統下部、諸法人など に販売できたという。20年債については、中央の公的機関、生保、損保、信託、 投資顧問、地方の公的機関、系統下部、諸法人などが投資家層としている。

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