凸版印株が大幅続伸、商業印刷と液晶フィルター好調-収益回復を確認

凸版印刷の株価が大幅続伸。パンフレット やチラシといった商業印刷のほか、液晶ディスプレイ関連のカラーフィルターも 好調。13日に発表した2007年4-12月期業績によって、収益が回復基調にある ことが確認され、買いを集めた。午前の終値は前日比106円(11%)高の1115 円で、東証1部の上昇率10位。

同社によると、第3四半期(10-12月)の連結業績は売上高が前年同期比 12%増の4439億円、営業利益は同45%増の218億円、純利益は同80%増の120 億円と、9月中間期の減益から大幅な増益に転じた。同社広報担当の生明信夫氏 は、「競争激化や用紙値上げを背景に中間期まで増収減益が続いていた商業印刷 部門が、販売増とコスト削減により増収増益に転じたことが大きい」と説明する。

このほかエレクトロニクス部門で、液晶パネル用カラーフィルターが携帯端 末やゲーム機、カーナビ向けといった中小型を中心に好調だったことや、電子マ ネーなどのICカードが伸びたことも寄与した。

JPモルガン証券の尾脇庸仁アナリストは第3四半期業績について、「営業 利益は下期のJPモルガン従来予想に対してちょうど50%の進ちょく」と13日付 の投資家向けリポートの中で指摘する。その上で、教科書印刷の子会社を持つ凸 版印では「もともと第4四半期(1-3月)に利益が偏る傾向がある」とし、そ の点を考えると堅調な結果との見解を示す。

JPモルガン証では「ニュートラル(中立)」の投資判断を据え置いたが、 「堅調な短期業績と健全なバランスシートを考えると、株価はある程度の戻り余 地があるかもしれない」(尾脇氏)としている。

-- Editor:Makiko Asai

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