日揮が午後に一段高、中東工事は順調-9カ月利益の進ちょく率9割

日揮の株価が午後に一段高。午前の取引終 了後に発表した07年4-12月期業績は、中東などでの手持ち工事が順調に推移、 連結純利益が前年同期比88%増に膨らんだ。08年3月通期予想に対する進ちょ く率も高く、計画達成に対する楽観的な見方から買いが膨らんだ。

終値は前日比128円(7.9%)高の1750円。出来高は429万8000株と、前 日の273万2000株を大きく上回った。

午前11時30分に発表された07年4-12月期の連結純利益は前年同期比 88%増の239億円。据え置かれた通期業績予想(265億円)に対する進ちょく率 は90%に達した。同社の広報・IR担当の水野秀行氏は「すべて想定通り進ん でいる。工事は順調に進ちょくしている」と話していた。

4-12月期の受注実績は前年同期比99.3%増の3569億円。今通期の受注は 前期比79.2%増の5400億円の見通し。

産油国ではプロジェクトを遂行する人手不足や資機材の高騰が起こっており、 一部プロジェクトの実施時期を再検討するプラント企業が相次いでいる。これが 収益に悪影響を与えるとみられ、プラント関連銘柄の株価は安値圏に沈んでいた。 同社株も昨年7月の2565円を直近高値に下落傾向をたどり、今年2月12日に昨 年来安値1533円を付けた。しかしこの日の業績開示により、こうした懸念が後 退する格好となった。