日本株は反落見通し、米景気不安で電機など輸出株安い-半導体も下げ

週末の東京株式相場は反落となる見通し。 信用市場の混乱が米国の実体経済に影響を与えるとの不安から、電機や機械な ど輸出関連株中心に売りが先行しそう。パソコン販売の減速観測が高まったこ とで、アドバンテストなど半導体関連株の下げが大きくなる可能性がある。

大和住銀投信投資顧問の門司総一郎チーフストラテジストは「14日の大幅 上昇の反動や米国株安から、日経平均株価は前日比100円安程度を中心に推移 しそうだ」との見方を示す。ただ、取引開始前の外国人売買動向が14日に約 半月ぶりに買い越しに転じたことを挙げ、「外国人売りが峠を越えたとすれば 下落幅が縮小する可能性もある」(同氏)と予測した。

シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物3月物の14日清算値は1万 3450円で、大阪証券取引所の通常取引終値(1万3630円)に比べて180円安 だった。

下振れリスク

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は14日、上院銀行住宅 都市委員会の公聴会で証言し、信用コストの上昇と信用供給の減少が引き続き 経済成長を抑制する一因になる可能性が高いとし、「景気見通しは過去数カ月 間に悪化し、成長の下振れリスクは高まった」と指摘した。また1月雇用統計 などを受けて、米経済見通しを引き下げたとしている。同議長は景気悪化が続 けば、追加利下げを実施する用意があることを示唆した。

14日の東京株式市場では内外景気への過度な悲観がいったん後退した。し かし米実体経済がなお厳しい局面にあることが認識されたうえ、日経平均が6 年ぶりの上昇率を記録して上値での戻り売りも出やすいことから、きょうは輸 出関連株中心に売りがやや優勢となりそう。

パソコン市場の成長鈍化から半導体最大手インテルの業績が打撃を受ける とゴールドマン・サックス証券が予想したため、半導体関連株は下げが大きく なることも予想される。また、新規連結効果を除いた欧州での販売が低調だっ たダイキン工業を中心に機械株も安くなりそう。

米主要株価3指数の終値は、S&P500種株価指数が前日比18.35ポイント (1.3%)安の1348.86、ダウ工業株30種平均は同175.26ドル(1.4%)安の

12376.98ドル、ナスダック総合指数は41.39ポイント(1.7%)下落し2332.54 だった。

資源株は上昇か

半面、資源株が相場の下値を支える公算が大きい。日本の国内総生産(G DP)の堅調などで世界的な景気後退への懸念が和らぎ、14日のニューヨーク 原油先物相場は前日比2.19ドル(2.3%)高の1バレル=95.46ドルと続伸した。 1カぶりの高値を付けたことで、大手商社や鉱業などの資源関連株は販売価格 上昇期待から堅調に推移する見込み。

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