米メリル:入札方式証券の購入を減らす、「市場環境」のため-関係者

米証券大手メリルリンチは、入札方式証券 の購入を減らしている。事情に詳しい複数の関係者が14日までに明らかにした。

入札方式証券の引き受けで7位のメリルは13日、ブローカーらに書簡でこ の決定を伝えた。書簡を入手したブローカーの1つが匿名を条件に明らかにし た。入札方式証券の金利は、メリルなどのディーラーが定期的に実施する入札 によって決まる。ディーラーは今まで、需要が少ない場合は通常、自社で応札 し、市場を支えてきた。

メリルは書簡で「現在の市場環境」が今回の決定の理由だと説明した。メ リルが購入を減らすことで、入札方式証券の入札不成立が増える可能性がある。 同社は、今後は「ケース・バイ・ケース」で判断し、応札するかどうかを決め るとしている。金融機関は入札を成立させるために応札する義務はない。

メリルの広報担当者はコメントを控えた。ゴールドマン・サックス・グルー プやUBS、シティグループも、3000億ドル(約32兆3800億円)規模の入札 方式証券の市場から離れ始めている。各社は住宅ローン関連証券などによる損 失を受け、資本保持を図っている。

入札方式証券の入札が成立しない場合、金利は証券の目論見書に記載され ている水準に設定される。この金利は通常、市場金利よりも高い。バンク・オ ブ・アメリカとJPモルガン・チェースの推定によれば、13日には最大200億 ドルで十分な応札がなく、80%の不成立だった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE