モノライン分割案を検討、地方債と仕組み商品に-NY州保険局長(2)

格下げの可能性が懸念されている金融保 証会社(モノライン)について、事業を2分割する案が浮上した。実現すれば、 約40年前にモノライン業界が確立して以来、最大規模の再編となる。

ニューヨーク州政府のエリック・ディナロ保険局長は14日の議会証言で、 最大手のMBIAやアムバック・ファイナンシャル・グループなどが抱える問 題の解決策として、事業分割を含む複数の選択肢を規制当局間で協議している と述べた。

証言テキストによると、ディナロ局長は、「一方は地方債など比較的健全 な事業に、もう一方は仕組み商品など問題のある事業に分割される」と説明し た。

同局長は「地方債保有者と発行体の保護を最優先する。低リスク投資とさ れていた地方債に資金を投じた数百万人もの米国民が、サブプライム(信用力 の低い借り手向け)の行き過ぎによって損失を被ることは放置できない。同時 にサブプライム問題によって、納税者が必要な資金を借り入れる際の負担が増 えることもあってはならない」とした。

バフェット氏に接触

モノライン分割案は資産家のウォーレン・バフェット氏が提案していた。 同氏は今週、MBIAとアムバック、FGICが保証した地方債8000億ドル (約86兆4000億円)超に対し、再保証を申し出たことを明らかにした。

ディナロ局長は大手3社の地方債ポートフォリオの価値を評価するようバ フェット氏に接触したことを明らかにした上で、「こうした地方債事業への投 資に対し、関心を抱く投資家は他にもいるかもしれない」と述べた。

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