中国人民元:反発-元管理で円とユーロの動向を一段と考慮との観測

中国の外国為替取引では、人民元がドルに対 して反発。中国人民銀行が元管理の際、円とユーロの動向を一段と考慮に入れて いるとの観測が高まった。元は前日、ここ1カ月で最大の下げとなっていた。

中国証券報が14日、匿名の専門家の話として、元が今年主要通貨に対して 上昇すると報じたことが材料となった。人民元は複数の通貨で構成する通貨バス ケットに対し変動する管理フロート制度を取っており、2005年のドル・ペッグ (連動)制廃止後、ドルに対し15%上昇している。

英スタンダード・チャータード銀行の調査責任者、スティーブン・グリーン 氏(上海在勤)は、「上昇ペースの加速や、ターゲットとしての実効為替レート の利用拡大といった新たな戦略が取られている」と指摘した上で、「これで元が 毎日上昇するというわけではない。一段の変動性拡大を期待している」と述べた。

中国外国為替取引システム(CFETS)によれば、人民元は上海時間午後 5時半(日本時間同6時半)現在、前日比0.13%高の1ドル=7.1904元。年初 来では1.5%高となっている。昨年は約7%、06年は3.4%上昇した。

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