ユーロ圏の10-12月GDP速報:前期比0.4%増-成長鈍化(2)

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が 14日発表した2007年10-12月(第4四半期)のユーロ圏の実質GDP(域内総 生産)速報値(季節調整済み)は前期比0.4%増と、7-9月期の0.8%増から伸 びが鈍化した。米国をはじめとする世界経済の減速で輸出需要が鈍化したのに加え、 食料品・エネルギーの値上がりで個人消費が圧迫された。

10-12月期は前年同期比で2.3%増。7-9月期は2.7%増だった。ブルーム バーグ・ニュースがまとめたエコノミストの調査中央値では、10-12月期は前期 比0.3%増、前年同期比2.2%増と見込まれていた。

米経済がリセッション(景気後退)に近づくなか、今年は欧州の景気減速が強 まる可能性がある。インフレ率が14年ぶりの高水準に達したことから、欧州中央 銀行(ECB)は利下げを見送ったものの、景気拡大に対するリスクが異例に大き く高まっているとの認識を示した。

グローバル・インサイト(ロンドン)の欧州チーフエコノミスト、ハワード・ アーチャー氏は「GDPの伸びが予想よりも若干良かったことで、特に現在のイン フレ懸念を考慮すれば、ECBが当面の利下げ見送りの姿勢を強める公算が大き い」と語った。しかし「ユーロ圏の景気は08年1-6月(上期)に大きく減速す るとみられることから、中期的なインフレリスクに対するECBの懸念を和らげる だろう」と付け加えた。

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