独10-12月のGDP速報値:前期比0.3%増に減速-消費鈍化で(2)

ドイツ連邦統計局が14日発表した2007年 10-12月(第4四半期)の実質GDP(国内総生産)速報値(季節調整済み) は前期比0.3%増となり、7-9月(第3四半期)の同0.7%増から伸びが鈍化 した。原油と食品価格の上昇で、個人消費が伸び悩んだことが響いた。

10-12月のGDP伸び率は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミスト32人の予想中央値と一致した。前年同期比では1.8%増(営業日調整済 み)だった。

米経済がリセッション(景気後退)入りに近づき、家計がインフレ加速に頭 を悩ませるなか、ユーロ高による輸出競争力低下で、欧州一の経済大国であるド イツの景気は失速しつつある。ドイツ政府は先月、ユーロ高と原油コスト上昇を 理由に、08年の経済成長見通しを下方修正した。

バークレイズ・キャピタルのドイツ担当チーフエコノミスト(フランクフル ト在勤)、トルステン・ポライト氏は、「個人消費は弱い状態が続いた。また投資 の伸びにも鈍化の兆候が見られる」と指摘した上で、「08年は、景気が減速する とみている。ただ劇的な減速というわけではない」と述べた。

統計局の発表によれば、10-12月期に輸出や設備投資が成長率を押し上げ たが、個人消費は減少を示した。GDPの内訳は26日に公表される。