明治安田生命:株式会社化を3年見送り-営業職の質向上など優先(2)

明治安田生命保険は14日、経営戦略の幅 を広げるために検討してきた株式会社化について、向こう3年間は見送ると発 表した。当面は現行の相互会社形態の下で、営業職員による保険商品の分かり やすい説明やアフターサービスなど業務内容の質の向上を優先する。ただ、今 後も経営の重要な選択肢として可能性を探っていく方針を示した。

株式会社になれば、契約者を社員とする相互会社と違い、株式交換を活用 したM&A(企業合併・買収)なども可能になる。このため、企業としての経 営戦略の幅が大きく広がるなどとして、三井生命保険がすでに2004年4月に 株式会社化したほか、第一生命保険なども検討に入っている。

保険金の不払い問題による顧客離れや、商品説明の徹底を求める金融商品 取引法の施行もあり、生保各社は職員教育などによる業務の質の向上を通じて 信頼を回復したり、新たな顧客を引き付ける必要に迫られている。明治安田で は「営業職員の処遇の引き上げなどに年間100億円以上の費用がかかる」(松 尾憲治社長)と述べ、大きな金額を負担してでも優先するべきだと強調した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE