東洋ドライの初値は1800円、公開価格比28%安-ジャスダックIPO

今年3社目のIPO(新規上場)として東 洋ドライルーブが14日、ジャスダック市場に新規上場した。午前10時41分ご ろ形成した初値は1800円と、公開価格2500円を28%下回った。その後も売り が先行し、午前終値は1696円に下落。前日に東証2部市場にIPOしたニホン フラッシュも初値が公開価格を割り込むなど、IPO市場の低迷が続いている。

市場では、「公開価格に特に割安感があるわけではない。IPOはやはり注 目されにくい」(丸和証券調査情報部の大谷正之氏)との声が聞かれた。

同社は自動車のワイパーやデジタルカメラのズーム部分などに使う乾燥皮膜 を製造・販売する。取引先は自動車関連会社が多く、日本ワイパブレード、伊藤 電機、ケーヒンなど。全体売上高に占める3社の割合は約6割と高い。目論見書 によると、業績は世界の自動車生産台数の影響を受けやすい。

公開価格から試算した今期予想PERは9.4倍。類似企業とみられる日本パ ーカライジングの今期予想PERは12倍。

今期(08年6月期)の単独業績は、売上高が前期比6.7%増の49億4600万 円、経常利益は同0.7%減の7億300万円、当期純利益は同13%減の3億4900 万円の見通し。人員増などが利益を圧迫する。1株利益は264円8銭を見込んで いる。

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