日銀総裁人事、国会内示後に候補所信聴取-自民提案、野党容認へ(3)

自民党の大島理森国会対策委員長は 14日午後、民主党の山岡賢次国会対策委員長と国会内で会談し、3月19日 に任期が切れる日本銀行の福井俊彦総裁の後任人事をめぐり、国会での同意 手続きについて協議した。政府が人事案を内示する時期に関するやり取りは なかったという。大島、山岡両氏らが会談終了後、個別に記者団に明らかに した。

大島氏は会談で、①政府が総裁人事を内示する場は、衆参両院の議院運 営委員長2人に、自民、民主2党から衆参の議運筆頭理事各1人の計4人を 加えた合計6人で構成する「同意人事代表者会議」とする②政府による内示 後、共産、社民、国民新の野党3党を加えた「同意人事拡大代表者会議」で、 総裁候補から金融政策に関する所信を聴取する-と提案した。

山岡氏は記者団に、「特別、反対する必要はない。交渉事ではない、一 両日中に結論を出す」と述べ、野党として近く、自民党の提案を容認するこ とで一致するとの認識を示した。

自民党の小坂憲次国対筆頭副委員長も記者団に、「野党から打ち返して いただくという形で、こちらから提案した。野党が数日預かることになる」 と語った。

自民、民主両党が次期日銀総裁人事に関して公式に協議したのは7日に 続いて2回目。自民党が提案した「拡大代表者会議」のメンバーは、衆参両 院の議運委員長2人と衆院議運の理事9人(自民6人、民主2人、公明1 人)、参院議運の理事6人(自民2人、民主3人、公明1人)のほか、共産、 社民、国民新の野党3党から各1人の計20人で構成されている。

自民党は総裁候補からの所信聴取の時期について、「内閣による代表者 会議への内示後、一定期間を経て両院本会議における同意承認議案提出前」 と提案。内容は原則非公開とする。

今回の自民党の提案は、次期日銀総裁のほか、人事院総裁、会計検査院 検査官、公正取引委員会委員長も対象として明記された。

前回7日の会談で、自民、民主両党の国対委員長会談は、国会同意手続 きを慎重・丁寧に行うべきだとの認識で大筋一致。山岡氏は、非公開の衆参 両院議院運営委員会を開催して総裁候補から金融政策などに関する所信を聴 取するよう提案していた。

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