ECBクアデン氏:米景気減速は予想以上-ユーロ圏成長率予測修正も

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メン バー、ベルギー中央銀行のクアデン総裁は、米経済の減速が予想以上に「顕著」 となるとの認識を示し、ECBが昨年12月に示したユーロ圏の成長率見通しを 修正する可能性を示唆した。

同総裁は12日、ブリュッセルで記者団に対し、「12月時点の基本的なシナ リオを葬り去る必要があるとは言わないが、再評価の必要性があるだろう」と 指摘。コメントは14日、発表が解禁された。同総裁は「米景気減速が従来の予 想より顕著となることは明らかだ」と述べた。

ECBのトリシェ総裁は先週、「経済成長をめぐる見通しの不透明感はいつ になく高い」と語った。米住宅市場の低迷で世界の経済成長が抑制される恐れ があるなか、国際通貨基金(IMF)は1月29日、ユーロ圏の成長率見通しを

0.5ポイント下方修正し1.6%としていた。

クアデン総裁は、欧州の「米国への依存度がこれまでより低下していると しても、影響を免れるとは言えないかもしれない」と述べ、「金融市場経由で幾 らかの影響を被るのは明白だ」との見方を示した。

昨年12月時点の見通しによれば、ECBはユーロ圏15カ国の今年の成長 率が約2%と、2007年の2.6%から低下すると見込んでいる。同中銀は3月に、 最新の経済予測を発表する。

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