タカラトミ株が一時ストップ高、映画関連玩具が好調-9カ月大幅増益

玩具製造・販売大手タカラトミーの株価が 一時、前日比100円(14%)高の790円と制限値幅いっぱい上昇(ストップ高) した。同社が13日に発表した2007年4-12月期連結業績は、映画関連玩具が 好調で利益が大きく伸びた。前日は子会社ユージンの赤字転落が同社の連結業 績に与える影響が懸念され、株価は大幅安となっていたが、08年3月通期の連 結業績予想を据え置いたためこうした不安が後退。下げ過ぎた株価を修正する 動きとなっている。

07年4-12月期の連結営業利益は前年同期比73%増の80億1900万円。定 番商品のトミカ、プラレール、リカちゃんなどが伸びたほか、07年夏に映画化 した「トランスフォーマー」の関連玩具の売上高が前年同期比の3倍に伸びた。 テレビゲームの影響で低迷していたカードゲームも回復して利益を押し上げ、 「ポケットモンスター」関連事業も好調だった。

通期業績予想は変更しなかった。カプセル玩具を製造・販売する子会社ユ ージンが、人気一巡に伴う販売不振を受けて業績が悪化しているなど不確定要 素があることが理由。連結営業利益は前期比46%増の69億円を見込む。

コスモ証券エクイティ部の清水三津雄副部長は「単体業績が好調なことを 考慮すると、連結ベースでも業績上ぶれ期待が強い」と指摘する。ただ、今期 の業績をけん引している映画関連玩具が「来期も伸びるかは不透明」(清水氏) なことから、来期業績を楽観的にみることには慎重な姿勢だ。