世界景況指数:3カ月連続低下、景気減速が波及-ブルームバーグ調査

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ブルームバーグが世界の端末ユーザ ーを対象にまとめた調査によると、世界経済の景況感を示すブルームバ ーグ・プロフェッショナル・グローバル景況指数は2月に14.3と、1月 の21.0から低下。米景気減速が欧州や日本に波及し、3カ月連続で下げ た。

居住地域別ではアジアの回答者による世界景況感が最も悲観的で、 同景況指数は12.6と1月の15.0から低下した。同指数の50は景気の拡 大と縮小の境目を示す。

信用収縮と米景気減速が深刻化するなか、世界の株式市場では年初 来で6兆ドル(約650兆円)以上が失われた。欧州中央銀行(ECB) のトリシェ総裁はユーロ圏経済は景気減速の影響を乗り切るとの見通し を維持していたが、先週、不透明感は「通常になく高まっている」との 見方に転じた。日銀の金利政策も福井総裁の任期満了後、数カ月以内で 反転する可能性もある。

インターマネー(マドリード)のチーフエコノミスト、ホセ・カル ロス・ディアス氏は「まず信用市場に混乱が生じ、それが銀行危機につ ながり、世界各地で実体経済に影響している」と指摘。「世界経済の鈍 化がいつ終了するかはまだ分からず、個人的には2009年夏以前の回復は ないとみている」と述べた。

同調査はブルームバーグ端末ユーザーである投資家やトレーダー、 アナリストら合計6878人を対象に、それぞれの地域や世界の景況感など について回答を求めた。調査は今月4-8日に実施。

居住国・地域の景気拡大については、北米の回答者が最も悲観的だ った。これら回答者による北米地域の景況指数は2月に19.3と、前月の

19.6から低下した。一方で、最も景況指数が高かったのはアジアで、ア ジアに居住する回答者による景況指数は43.5。それでも前月の51.1か らは大きく低下した。

欧州の回答者による世界経済の景況指数は2月に12.9と、1月の

17.3から低下。同回答者による欧州経済の景況感指数も26.2と前月の

27.3から低下した。