ミサワが反発、1月モデルルーム来場者が4割増-来期業績回復を期待

ミサワホームの株価が一時、前日比50円(7.1%) 高の750円と反発した。1月のモデルルームへの来場者数が4割伸びた上、顧客と の交渉も順調なことが12日に明らかになり、来期(09年3月期)業績の回復期待 が高まった。一部報道で木造2階建て住宅の耐震基準義務付けが先送りされる見通 しと伝えられ、住宅建築の落ち込み懸念も後退した。

ミサワが発表した1月の月次動向によると、12-14日にかけて開催した一斉見 学会などが奏功し、来場者数は前年同月比4割伸びた。住宅販売を進めるための顧 客とのアポイントメントも同1割伸び、同社では「来期の売上につなげていきたい」 (経営戦略部IRグループの酒井和子氏)と期待感を示す。07年10月に発売した 住宅「スマートス タイル オー」は順調な売れ行きだという。ただ、受注棟数は07 年12月に前年同月比46%増と駆け込み需要が発生した反動もあり、1月は同20% 落ち込んだ。

13日付の日本経済新聞によると、国土交通省は2階建て以下の木造住宅につい て、08年末に導入する見込みだった耐震強度の審査義務づけを先送りする方針だ。 07年6月の改正建築基準法の施行で住宅の着工件数が落ち込んでおり、さらなる審 査の厳格化で再び混乱を深めかねないと判断したという。ミサワでは、すでに耐震 基準に対応したプレハブ住宅を販売しており、影響は少ない。ただ、「地下付きな どの一部の特殊な住宅では、先送りされれば好影響が出る可能性がある」(酒井氏) という。

モーニングスター・調査分析部の藤井知明シニアアナリストは「住宅建築の規 制強化がなくなれば、住宅をより建てやすくなる」と指摘。8日に発表した07年 4-12月期の連結業績で営業赤字に陥り、株価が大きく下落しているところで、「業 績回復につながる話が出たため、株価上昇につながった」(藤井氏)ようだ。