1月の米小売売上高:0.3%増-自動車、ガソリン除くと変わらず

米商務省が13日に発表した1月の小売 売上高(速報、季節調整済み)は前月比0.3%増と、ブルームバーグ・ニュー スがまとめたエコノミスト予想(0.3%減)に反して増加した。2007年12月 は0.4%減と、速報値から修正されなかった。

変動の大きい自動車を除いたベースでは前月比0.3%増加し、市場予想 (0.2%増)を上回った。ただ、自動車とガソリンを除くベースの売上高は前 月比変わらずにとどまった。

ナショナル・シティのチーフエコノミスト、リチャード・ディカーザー氏 は「小売売上高はリセッション(景気後退)懸念を弱めたが、消し去ったわけ ではない。特に雇用市場でリセッションリスクが残っていることを示す兆候が 数多くあり、米連邦公開市場委員会(FOMC)が3月の会合で利下げを実施 する可能性は依然として高い」と述べた。

ガソリンスタンドでの売上高は価格上昇を背景に2%増加(前月は変わら ず)した。全米自動車協会(AAA)によると、ガソリンのレギュラー価格は 1月上旬に1ガロン=3.11ドルまで上昇。12月の平均価格を約11セント上 回った。

また価格上昇が続く食料・飲料も0.6%増加。ヘルスケア関連は0.8%増 (0.3%増)と、生活必需品が価格上昇を反映して拡大した。

一方、百貨店売上高は1.1%減少。建設資材の売り上げも1.7%減(前月 は2.5%減)となった。このほか家電、スポーツ用品など選択的消費項目はマイ ナスが目立った。季節調整の難しい衣料品は1.4%増加(前月2.3%減)した。

自動車および同部品の売上高は前月比0.6%増(前月1.1%減)。一方、自 動車メーカー各社が1日に発表した1月の自動車販売台数の総数は前月比6.7% 減と年換算で1520万台にとどまっている。商務省は国内総生産(GDP)算定 で自動車メーカーの販売台数を利用する。

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