英中銀:インフレ見通し引き上げ、利下げ余地の限定示唆-物価報告

イングランド銀行は13日発表した四半期物 価報告で、インフレ見通しを引き上げた。利下げ余地が現在の市場予測より、限 定される可能性も示唆した。

物価報告は、インフレ率が今後2年でイングランド銀が目標とする2%を超 え、英政府が上限とする3%も上回る恐れがあるとしている。イングランド銀は、 政策金利が今年末までに4.5%に低下するとの市場予想に基づき、見通しを示し た。

イングランド銀は、景気減速の影響緩和のため、追加利下げの必要性を検討 している。ただ、米金融当局が利下げのペースを速める一方で、イングランド銀 は1月に7カ月ぶりの高水準に達したインフレ率を考慮し、利下げに慎重な姿勢 も見せている。

イングランド銀のキング総裁は記者会見で、政策金利が変わらないと仮定す ると「インフレ率は、目標の2%を超えるというよりもむしろ下回る可能性が高 い」と述べた。その上で、インフレ率が3%を超え、ダーリング英財務相に公開 書簡で説明する必要が生じる「公算は大きい」との見方を示した。

同総裁はまた、成長ペースの「顕著な鈍化」を予想。イングランド銀は成長 見通しを下方修正し、今年遅くに成長率は約1.6%で底を打つとの見通しを示し た。昨年11月時点では、2008年に2%までの成長率低下を見込んでいた。

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