【個別銘柄】富山化、アイフル、ビオフェ、パイロト、ミツバ、シマノ

13日の日本株市場における主な材料銘柄 の動きは次の通り。

富山化学工業(4518)、富士フイルムホールディングス(4901):富山化 は16%高の731円でストップ高比例配分。富士フは13日、富山化を買収する と発表した。株式公開買い付け(TOB)と第三者割当増資の引き受けなどを 通じて、富山化株の3分の2を取得する。買収金額は最大で1546億円。午後 に発表されたTOB価格が880円と現値を大きく上回ったことから買いが一段 と膨らんだ。富士フは1.5%安の3890円。

アイフル(8515):12%安の1735円と大幅続落。午後に下げに転じ、下 げ幅を拡大した。午後零時過ぎに総額1200億円規模の資本増強を行うと発表。 今月下旬に福田吉孝社長らを引き受け先に500億円の第三者割当増資を実施す るほか、700億円のユーロ建て転換社債型新株予約権付き社債(CB)を発行 する。

ビオフェルミン製薬(4517):14%高の3350円でストップ高比例配分。 大衆薬国内最大手の大正製薬が同社の子会社化を目指して1株あたり3620円 で株式公開買い付け(TOB)を開始した。TOB価格は12日終値の2950円 より23%高いため、市場で新たに同社株を買い付けても投資収益が得られる とみた向きから買いが集まった。

パイロットコーポレーション(7846):12%高の19万9000円。一時 17%高の20万9000円とストップ高を付ける場面があった。欧米で好調なゲル ボールペン以外に、欧州では筆跡を消えるボールペンもヒットしており、前期 (07年12月期)の業績が事前計画を上ぶれる見通しとなった。同ボールペン の需要は今後もおう盛とみられるため、収益大を期待した買いが集まった。

シマノ(7309):11%高の4010円と急騰。世界的な環境問題や健康に対 する意識の高まりから、自転車が見直されており、欧州など海外を中心に自転 車販売が好調。前期(07年12月期)決算と今期(08年12月期)業績予想が いずれも市場予想を上回り、好業績を背景とした株高を見込んだ買いが入った。

ミツバ(7280):19%安の432円とストップ安で東証1部の下落率1位。 今期(08年3月期)連結純利益予想を25億円から7億円に大幅下方修正した。 原油価格の高騰による原材料費の上昇や海外拠点での法人税負担などが影響。

スタジオアリス(2305):13%高の1331円と大幅反発。一時16%高の 1367円まで買われ、07年12月13日以来、約2カ月ぶりの高水準に値を戻し た。デジタル化の進展に伴って店舗の運営効率が改善、採算性が大きく向上し ている。売り上げにおいても、七五三以外に誕生日、成長記録なども増えてお り、顧客の囲い込みが順調。今期も過去最高益を更新するとの期待が高まった。

マルハニチロホールディングス(1334):12%高の122円。連結対象企業 の増加に加え、マグロの養殖事業が順調だったことで、2007年4-12月期の 連結業績では営業増益を確保した。今期(08年3月期)予想に対する進ちょ く率が100%を超えたため、業績上ぶれ期待が高まった。

伊藤ハム(2284):6%高の562円と急騰。ハムの値上げや費用削減効果 など理由に今期(08年3月期)の業績予想を上方修正した。増配も決めたこ とで、好業績とそれを裏づけとした株主還元策が評価された。

キッコーマン(2801):4.1%高の1258円。欧州など海外でしょうゆ事業 が伸びたほか、国内でもつゆなどの調味料が好調に推移し、07年4-12月期 の連結営業利益は前年同期比2けた増となった。通期予想に対する進ちょく率 も高く、好業績が評価された。

ミサワホーム(1722):一時7.1%高の750円と大幅反発した。1月のモ デルルームへの来場者数が4割伸びた上、顧客との交渉も順調なことが明らか になり、来期(09年3月期)業績の回復期待が高まった。終値は3.9%安の 673円。

横河ブリッジホールディングス(5911):7.9%高の424円と大幅反発。 07年4-12月期の連結純損益は16億1100万円の赤字と、前年同期(21億 2200万円の赤字)から赤字幅が縮小した。通期予想は5億円の黒字。主力の 橋梁事業の総発注量は期初予想通り推移。受注単価も回復傾向にあるという。

セントラル硝子(4044):9.2%高の390円と反発。原料高や改正建築基 準法のあおりを受けて、同社の事業環境は厳しさ増している。にもかかわらず 07年4-12月期業績が市場予想を上回ったほか、今期(08年3月期)の業績 予想も据え置かれたため、減額修正を見越して同社株を売っていた向きから買 い戻しが入ったようだ。

ユナイテッドアローズ(7606):14%高の822円。一時100円(14%)高 の824円とストップ高まで買われた。07年4-12月期の連結純利益は前年同 期比26%増の41億4400万円となった。営業用の土地や建物の一部を売却し、 売却益を特別利益に計上した。今後の機動的な出店戦略のためという。

島津製作所(7701):8.5%高の932円。一時12%高の959円とストップ 高を付けた。07年4-12月期の連結営業利益は前年同期比16%増の177億 2000万円となった。欧州やアジア向けに計測機器などが好調に推移した。

タカラレーベン(8897):12%高の601円と6日ぶり大幅反発。07年4 -12月期の連結純利益は前年同期比24%減の20億9600万円。短信によると 計画を上回って推移している上、第4四半期には大型物件の引渡しを計画して いるという。

ニホンフラッシュ(7820):東証2部市場に新規株式公開(IPO)した。 午前10時ごろ形成した初値は740円で、公開価格に対して7.5%安となった。 中小型株式市場迷するなかでは投資資金が向かいにくく、その後も売りに押さ れ、終値は683円に急落した。今年2番目のIPO。

MUTOHホールディングス(7999):15%安の399円。一時17%安の 388円とストップ安。大判インクジェットプリンタなどが好調に推移し、07年 4-12月期の連結営業利益は前年同期比2倍の30億8900万円となった。通 期予想(36億円)に対する進ちょく率は86%に達したが、予想を変更しなか ったため、失望売りが先行した。

オークネット(9669):8.5%安の1308円と6営業日続落。今期(08年 12月期)の連結業績は、純利益が前期比5.1%減の9億5000万円の見通しと 発表した。会計処理の変更に伴い、過去分の役員退職慰労金の引当を特別損失 に計上する。

ソフトブレーン(4779):13%安の6980円とストップ安。前期(07年12 月期)の連結営業利益は3億6300万円となったようだと発表した。従来予想 は5億円。当期に見込んでいた売り上げの一部が翌期にずれ込んだ。

ラウンドワン(4680): 14%安の10万3000円と5営業日続落。JPモ ルガン証券は12日、投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に、目標 株価を31万9000円から19万6000円に引き下げた。

大日本スクリーン製造(7735):9.6%安の441円と急落。07年4-12月 期の連結営業利益は前年同期比44%減の117億3700万円となった。液晶ディ スプレーの在庫調整や価格下落によるメーカーの設備投資抑制の影響を受けた。

ブリヂストン(5108): 0.4%安の1694円。石油輸送用のマリンホース 販売をめぐる独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会などの調査を受けている 問題で、新たに海外エージェントに不適切な金銭を支払っていたことが明らか になった。ただ昨年5月から調査を受けていることが知られているうえ、マリ ンホース事業からの撤退などの再発防止策を示したため、売り込まれなかった。

タカラトミー(7867):9.9%安の690円と急落。子会社のユージン (7828)の今期(08年3月期)の営業損益は2億8900万円の赤字に転落する 見通しと発表。従来予想は4億9500万円の黒字だった。下期に売上増加を見 込んでいたが、期待外れとなったほか、コンビニエンスストア向け商品の人気 一巡も影響した。タカラトミーの連結業績に対する影響は精査中で、変更が生 じた場合は開示するという。

セガサミーホールディングス(6460):5.8%安の859円と3営業日続落。 前週末8日に4-12月期連結純損益は158億円の赤字に転落したと発表した。 前年同期は494億円の黒字。業績悪化を嫌気した売りが続いた。

大和ハウス工業(1925):7.8%安の1117円。一時10%安の1090円と連 日で昨年来安値を更新。前日はストップ安比例配分だった。分譲マンション販 売が不振な上、一部開発案件の凍結に伴う特別損失の計上もあり、8日に今期 (08年3月期)業績予想を下方修正。連結純利益は一転して減益に落ち込む 見通しとなった。クレディ・スイス証券や新光証券が相次いで投資判断を引き 下げている。

ゲオ(2681):17%安の9万9000円と2日続けてストップ安比例配分。 ゲームソフトのタイトル数不足により、年末年始の販売が大きく落ち込んだ上、 レンタルDVDの事業戦略も見誤ったことから、8日に今期(08年3月期) の業績予想を大幅に下方修正した。修正数字がアナリスト予想の平均を大きく 下回ったため、ろうばい売りが続く。

富士通(6702):2.8%安の721円。半導体事業の分社化に関連した再編 期待が先行した前日は一時8.8%高の急騰となったが、会社側が説明会で、再 編や株式公開などの具体的計画は「白紙」(小野敏彦副社長)と説明したこと で、一気に期待感が後退した格好だ。

昭和電線ホールディングス(5805):15%安の138円と急落。午後から下 落に転じ、下げを拡大した。07年6月に施行された改正建築準法に伴う需要 の停滞などを受けて、今期(08年3月期)業績予想を下方修正すると午後1 時に発表した。成長期待が後退し、投資家の売り注文を誘った。

東亜道路工業(1882):9.1%安の120円と大幅反落。07年4-12月の連 結業績は、営業損益が6億3500万円の赤字となった。今通期は22億円の黒字 を見込んでいる。短信によると、売上高が第4四半期に偏る季節要因があり、 業績は順調に推移しているという。

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