欧州アルセロール・ミタルの10-12月:2.7%増益-出荷量増で(2)

製鉄最大手、欧州アルセロール・ミタル が13日発表した2007年10-12月(第4四半期)決算は、前年同期比2.7% 増となった。鉄鋼の値上がりや中南米での生産拡大が寄与した。

同社の発表資料によれば、純利益は24億4000万ドル(1株当たり1.71 ドル)と、前年同期の23億7000万ドル(同1.71ドル)から増加した。ブル ームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト7人の予想中央値(23億9000万 ドル)を上回った。売上高は、出荷量が約5%増の2800万トンとなったこと が寄与し、前年同期比21%増の280億ドルだった。

ラクシュミ・ミタル最高経営責任者(CEO)は昨年12月、アルゼンチ ンの鉄鋼メーカー、アシンダールの完全子会社化に関して承認を得た。これ は、新興市場経済への拡大計画の一環。米景気減速のなか、アルセロール・ ミタルは途上国に注力している。同社は10-12月期、原料・輸送コスト上昇 に伴い、米国で値上げを実施した。

ミタルCEOは発表資料で、「われわれは07年に35の買収を発表したが、 そのすべてが当社の世界的な鉄鋼供給能力の増強に貢献している」と指摘し た上で、「08年1-3月(第1四半期)の業績は、07年10-12月期と同程度 になると見込んでいる」との認識を示した。

発表によれば、今年1-3月期のEBITDA(利払い・税金・減価償 却・償却控除前利益)は、47億-50億ドルと、前年同期の43億ドルから増加 する見通し。