債券相場は小幅安、株価伸び悩みで下げ幅縮小-5年債入札結果は無難

債券相場は小幅安(利回りは上昇)。前日の 米国市場で株高・債券安となった地合いを引き継ぎ、朝方は売りが優勢だった。 ただ、午後に入って日経平均株価が急速に伸び悩んでいるため、先物中心に下 げ幅が縮小している。5年国債入札結果は無難となり、ヘッジ目的の売りなど を買い戻す動きも見られる。

岡三証券投資戦略部のシニアストラテジスト、坂東明継氏は、「日経平均が 上げ幅を縮小していることから、若干値を戻している」と指摘。そのうえで、「入 札結果が無難に終わったことが好感され、買い戻しも入っている」と述べた。

財務省が13日実施した表面利率0.9%の5年利付国債(69回債、2月発行) の入札結果は、最低落札価格が100円4銭(最高利回り0.891%)、平均落札価 格は100円6銭(平均利回り0.887%)となった。

落札価格は、市場の予想中央値(100円4銭)と一致した。最低と平均落札 価格との差(テール)は2銭となり、前回債の3銭から縮小。応札倍率は3.14倍 となり、前回の3.38倍から低下した。

東京先物市場で中心限月3月物は、前日比24銭安の137円89銭で寄り付 いた後、いったんは30銭安い137円83銭まで下落し、午前の終値は137円90 銭だった。午後零時45分に発表された5年入札結果や株価伸び悩みで下げ幅を 縮め、1時前には138円台を回復。一時は6銭安い138円7銭まで戻す場面も あった。

日経平均株価は続伸。一時は200円を超す上昇となっていたが、午後に入 って上げ幅を縮小している。

新発10年債利回りは1.415%

現物債市場で新発10年物の289回2月債利回りは、前日比2.5ベーシスポ イント(bp)高い1.425%で取引開始。その後は徐々に水準を切り下げ、午後1 時20分前後からは1.5bp高い1.415%で取引されている。

米国市場は株高・債券安

12日の米国債市場で10年債は反落。バフェット氏がモノラインの保証する 地方債8000億ドル(約85兆8200億円)相当の再保証を申し出たことが明らか になり、米国債に売りが出た。

米連邦公開市場委員会(FOMC)が3月18日の定例会合で0.75ポイン トの利下げを実施するとの見方が後退したことも売りを誘った。

キャンター・フィッツジェラルドによると、10年債利回りは前日比4bp上 昇して3.65%付近。2年債利回りはほぼ変わらずの1.91%付近。

一方、米株式相場は続伸。金融株の主導で上げた。ダウ工業株30種平均は 前日比133.40ドル高の12373.41ドルとなった。一時は同229ドル上昇する場 面 もあった。

(債券価格)                           前日比       利回り
長期国債先物3月物         138.07      -0.06        1.588%
売買高(億円)             30922
10年物289回2月債        100.73                 1.415%(+0.015)